Google Maps Goは動作が軽快なので低スペックのスマートフォンでも動く上、通信環境が不安定な場所でも使える。
Google Maps GoはいわゆるPWA版と呼ばれるもの。PWAとは「Progressive Web Apps」の略。
起動/利用には内部的にChromeを使っていて、メモリ容量の少ないスマートフォンやネットワーク接続が不安定な環境などでも処理速度を下げずにスムーズに動作するように作られている。なぜ、このようなバリエーションが必要なのかというと、世界的にインドなどの新興国で販売される低価格・低スペックのスマートフォンのユーザーも多いため。通信環境も日本ほど安定していない地域がある。そうした環境用に開発された軽量版のOSである「Android Oreo(Go Edition)」向けのアプリがGoogle Maps GoなどのGoバージョンとなり、技術的にいえばPWA版ということになる。
Googleは現在、PWAの普及に力を入れていて、自社の様々なサービスのPWA対応を進めていて、Google Maps Goもその一つ。海外では2月に正式リリース済みだった。
最近の日本市場のスマートフォンはスペックの底上げが進んでいるし、日本では通信環境が悪い場所もあまりないので、基本的にGoogle Maps Goの必要性は感じないと思うが、冒頭で述べたように通常版のGoogleマップとの併用は可能なので、インストールだけしておいてもいいと思う。災害時など、通信環境が不安定な時などには重宝するかもしれない。
<▲図:「マップ」が通常のGoogleマップ、その右の「Maps Go」がGoogle Maps Go。並存できる> |
Googleマップの基本的な機能はGoogle Maps Goでも使用可能だが、ターン・バイ・ターンのナビゲーションだけはできない。
<▲図:Google Maps Goの画面> |
「Google Maps Go」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【参考リンク】
・Googleマップヘルプ/Google Maps Goについて
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