<▲図:Android 6.0で登場したXperia XZもAndroid 8.0へ> |
ドコモはアップデートの所要時間の目安を機種によるが44分程度としているが、実際にOSのバージョンアップを含むアップデートは時間がかかるので、時間に余裕がある時に行いたい。
アップデートの導入は、「設定」→「端末情報」→「Androidバージョンアップ」と進め、あとは画面に表示される指示に従って操作を行えばいい。
なお、3機種ともアップデート内容は基本的に同じ。
OSがAndroid 8.0になることで得られる新機能や改善に加え、クイック設定や設定のUI変更などちょっとした内容もある。加えて、不具合対策として、カーナビに電話帳の画像が表示されない場合がある、という問題が改善される。また、セキュリティ更新も導入される。これはセキュリティパッチレベルが2018年2月になるもの。
<▲図:UIの変更。左がクイック設定、右が設定> |
Android 8.0の特徴的新機能や改善は「ピクチャー・イン・ピクチャー」機能、テキスト選択の改善、アプリでのID/パスワードの自動入力機能など。
<▲図:ピクチャー・イン・ピクチャー機能の利用例> |
ピクチャー・イン・ピクチャー機能は、いわゆる「小窓表示」。画面を2分割して2つのアプリを同時に使うことはこれまでもできていたが、今回新たに導入されたピクチャー・イン・ピクチャー機能では、一つのアプリを小窓に表示し、画面上に重ねて表示できるようになっている。そのため、これまでよりも柔軟なマルチウィンドウ作業ができる。
テキスト選択の改善は意外と一番大きな変化かもしれない。
テキストを選択する際、ダブルタップをするだけで、OSが気を利かせてユーザーが望んでいるだろう範囲で選択してくれる。例えば電話番号や住所などはそのエリアをダブルタップするだけで、上手い具合にその範囲だけを選択してくれる。これまでだとドラッグして範囲を指定し直す必要があったと思うが、その余計な作業がある程度省かれるようになった。
<▲図:テキスト選択をダブルタップで行った例> |
もう一つ日常的に便利な機能がアプリでのID/パスワードの自動入力機能。
Chromeでは各サイトのID/パスワードを覚えさせて自動入力を活用しているユーザーが多いと思うが、その範囲がWebサイトだけでなく、アプリにまで広がった。Googleアカウントに各アプリでのログイン情報を記憶させ、自動入力できるので、かなり便利になるはずだ。ただし、自動入力に対応したアプリでしか利用できない。
<▲図:アプリでの自動入力の利用例(※クリックして拡大)> |
OSのメジャーバージョンアップはスマートフォンがある程度生き返るので、Xperiaユーザーは是非導入しよう! 特にXperia XZはAndroid 6.0で2016-17冬春モデルとして登場した機種。Xperiaは国内メーカー製機種としてはアップデートが提供されてきたが、それでも2回のメジャーバージョンアップはユーザーとして嬉しい対応。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/Xperia XZ SO-01Jの製品アップデート情報
・NTTドコモ/Xperia XZs SO-03Jの製品アップデート情報
・NTTドコモ/Xperia X Performance SO-04Hの製品アップデート情報