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【F1レポート】メイン中継画面とオンボード、タイミングモニタなど4つの映像を並べた新たな配信スタイルが登場したDAZNでの2018年シーズンのF1視聴をチェック!

3月25日にオーストラリアのメルボルンで決勝レースが行われた2018年シーズンのF1ですが、皆さんご覧になりましたか? 今年のF1も日本での視聴は「フジテレビNEXT」か「DAZN(ダ・ゾーン)」のいずれかで可能ですが、本記事では、開幕戦をDAZNで視聴した感想などをお伝えしたいと思います。まだどちらで視聴するか決まっていない方、今年からF1視聴を復帰する方などの参考になれば幸いです。

<▲図:2018年シーズンからDAZNに登場した「F1ゾーン」映像>

また、2018年シーズンのモータースポーツをネット配信で視聴する方法については、こちらの記事にまとめてありますので、ご参照下さい。MotoGPが「Hulu」で視聴できるようになったり、スーパーフォーミュラを無料の「GYAO!」で見られたりと、意外とパソコン、スマートフォン、タブレット、Chromecastなどで気軽に視聴できる環境が整ってきました。

私自身は2016年シーズンまではCSのフジテレビNEXTで視聴していました。基本的にはテレビで、出張や旅行の際などにはオンデマンドでMacbookやスマホを使って見ていましたが、2017年シーズンからDAZNに完全移行しました。

ハッキリ言って依然としてDAZNでは一瞬止まったり、というシーンはあります。ただ、一年前と比べるとマシになったと思いますし、それほどイライラするようなレベルでもありません。先日のオーストラリアGPでは私の視聴環境では決勝レースの序盤10分から15分辺りまでは数回一瞬止まりましたが、途中からは覚えている限りほぼ無かったと思います。

ちなみに、DAZNはパソコン(Webブラウザ)、スマートフォン/タブレット、スマートTV、Chromecastなどで視聴できますが、私の場合は、テレビかパソコンかタブレットで見ています。基本的にはテレビですが、ブラビア向けのDAZNアプリではなく、ブラビアのHDMI端子に接続しているChromecastにスマートフォン向けのDAZNアプリから「キャスト」して視聴しています。

スマートフォンのDAZNアプリを起動して、「キャスト」アイコンからChromecastにキャストして、テレビで見ているわけです。なぜブラビアのアプリを使わないのかというと、私のテレビの場合、DAZNアプリの動作が重いからです。Chromecast経由の方がスマートフォンでDAZNアプリを軽快に操作できますし、映像のクオリティも変わりません。

スマートTVをお持ちの方でDAZNアプリが重い、という場合はスマートフォンとChromecastを使った視聴をオススメします。

もしくはパソコンも操作性が良いのでDAZNにはオススメです。

<▲図:メイン中継映像のみの視聴スタイルも可能>

さて、先ほど軽く触れた遅延ですが、リアルタイム性を重要視する方には我慢できないと思いますが、そうでなければ問題ないと思います。DAZNでは頭に戻ったり、少し巻き戻したりしながらの視聴もできます。要するに追っかけ再生ができます。イベント終了後には見逃し配信も一定期間行われますので、日曜日に見逃して翌日に見る、なんてこともできます。

この辺りの便利さでDAZNを気に入っています。

そのDAZNでのF1配信ですが、2018年シーズンから配信される映像のスタイルが変わりました。

DAZNでは1アカウントで2画面の同時視聴ができるので、以前はメイン中継映像とオンボード映像、メイン中継映像とトラッカー映像など、2種類の映像を並べての同時視聴もできていました。ですが、今年からオンボード映像だけの配信やトラッカー映像だけの配信は無くなり、代わりに「F1ゾーン」という映像スタイルが登場しました。

メイン中継とF1ゾーン、2種類の映像スタイルを選択できるようになったわけです。もちろん2つの映像を同時に視聴しても構いませんが、F1ゾーンは1つのディスプレイで複数映像を手軽に視聴できるように、との考えで導入されたのだと思います。

<▲図:左上の2つの映像が開幕戦の決勝レースですが、左から2つ目がF1ゾーンです>

F1ゾーンは1つの画面を4つに分割し、左上にメイン中継映像、右上にオンボード映像、左下にタイミングモニター映像、右下にマルチ情報映像を表示します。これら4つの映像が同時に表示されますので、観戦中の状況把握はしやすくなります。ただし、メイン中継映像のサイズが小さくなりますので、その迫力は落ちます。

オンボード映像では、視聴者がドライバー/マシンを選ぶことはできません。昔あった「F1 on Zume」というネット配信サービスではオンボード映像のマシンを任意に選べましたが、DAZNではできません。勝手に切り替わります。マルチ情報映像では、ドライバーの基本情報を表示したり、DRS区間を表示したりと、随時変化します。

<▲図:右下の画面に表示される内容は随時変わります>

どちらで見るのか? というのは人それぞれだと思いますが、テレビのサイズが大きい方はF1ゾーンが良いかもしれません。

テレビのサイズが小さい場合やパソコン、タブレット、スマートフォンなどでは、メインの中継映像のサイズがどうしても小さくなりますので、F1ゾーンよりもメイン中継映像のみの方が良いかもしれません。

音はメイン中継映像とF1ゾーンでは同じです。同じ実況/解説コメンタリーが流れます。

実況/解説陣はフジテレビNEXTとは完全に異なります。川井ちゃんも右京さんも森脇さんもいません。

DAZNでの解説は中野信治さん、オグたん(小倉茂徳さん)がメインで、フリー走行などでは田中健一さんなども担当します。たまに山本左近さんも担当します。実況も何人かいますが、個人的にはサッシャさんが一番ではないかと思います。

昔々のフジテレビでの中継では実況をアナウンサーが担当し、解説陣が細かい解説をしていましたよね。あの頃は実況と解説が明確に分かれていて、個人的には一番好みのスタイルでした。ところが、フジテレビNEXTではアナウンサーと解説陣の役割分担がほぼなく、全員で一緒にコメントするような形となっています。というか、実況も川井ちゃんがほぼ担当していますよね。昔の形式だとアナウンサーもF1の知識を学ばなければなりませんし、マシンを見て瞬間的にどのドライバーか言えるような訓練も必要だと思います。おそらくもう、そのクオリティをF1の中継でアナウンサーに求めるのは無理なんだと思い、諦め、すっかりそれに慣れていまいました。

ところが、DAZNは意外と実況と解説の役割がそれなりに区別されています。なので、個人的には見やすいです。そう言いつつ、最初はしばらく慣れませんでしたが。

特にサッシャさんか中島秀之さんが実況を担当し、中野さんとオグたんがダブル解説を担当する体制だと安心して視聴できます。ただ、間違いが多いとか、微妙な実況/解説者も複数いますので、そういうときはちょっとキツイと思います。



そんな訳で、今シーズン最初のDAZNでの視聴レポートですが、DAZNはドコモユーザーであれば月額980円とフジテレビNEXTよりも安いですし、今後も徐々にフジテレビNEXTからDAZNへの移行が進むのかなと感じています。

ただ、ライブ視聴時の瞬間的なストップの回数だけは減らして欲しいですね。いくらサーバーを強化しても加入者数もかなり増えていると思うので、追いついていないのかもしれませんし、今の時期は新規加入が多いと思うので、それもあると思いますがもう少し強化して欲しいところです。

とまあ、それよりもトロロッソ・ホンダの着実な前進と、シーズン終盤には中団グループでしっかりと戦えることを期待したいです。開幕戦では期待レベルが高かった分ガッカリしましたし……。今更ですが、クビアトがいた方が良かったんじゃ? とか、色々思うこともありましたが、まだ初戦ですし、マシンの競争力自体はメルボルンでも予選でQ2に進める力は十分にありそうだったので、ガスリーとハートレーが二人揃って前進することにも期待したいです。

【情報元、参考リンク】
DAZN

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