<▲図:DURA FORCE PRO> |
対応する通信方式はLTEだとB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B19、B20、B29、UMTSはB1、B2、B4、B5、B6、B8、B19、GSMは850/900/1800/1900MHz。
京セラのスマートフォンは、一定以上のタフネスさはほとんど標準仕様のようなものだが、DURA FORCE PROは外観を見ても分かるように、より高い耐久性能を誇る機種。さらに、IPトランシーバー機能を搭載することも特徴の一つ。
まずはタフネスさから見ていきたい。
ボディ表面にはラバー加工が施されており、バンパー構造を採用。滑りにくい上、タフさを持つ。基準は米国国防総省の調達基準である「MIL-STD-810G」に準拠した16の試験項目をクリアするレベル。代表的なものでは防水はIPX5/IPX8相当、防塵はIP6X相当、さらに風雨、浸漬、粉塵、落下、衝撃、振動、太陽光照射、湿度、高温動作、低温動作、高温保管、低温保管、温度衝撃、低圧動作、塩水噴霧、氷・低温雨といった項目の試験をクリアする。
次にIPトランシーバー機能だが、通信ネットワーク網を利用し、全国で使うことができる機能となっている。
複数の相手に対して一斉連絡ができるので、業務で使う場合などにも活用できる。この機能はアプリをインストールすることで利用可能となる。常時連絡を取りながら複数人で楽しむアウトドアのアクティビティなどでも便利だろう。
また、タッチ操作に関しては、グローブを着けた状態での操作にも対応する。
側面には指紋認証センサーも搭載する。
<▲図:グローブ対応(左)。指紋認証センサーも搭載(右)> |
フロント下部には、大音量のスピーカーを搭載し、100dB以上の音量を出力できるので、工事現場など周囲のノイズが大きな場所でも通話しやすくなっている。
<▲図:フロント下部には大音量のスピーカー。側面には受話やアプリ起動に使えるボタンを搭載> |
基本スペックを見ていくと、OSはAndroid 7.1.2で、CPUはQualcomm MSM8952オクタコア、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は32GB。RAMは最近発売される機種としては物足りないが、その分、他に独自の魅力もあるので、どちらを優先するかということが購入の際の判断基準の一つになりそうだ。とはいえ、ゲームが利用用途の中心でなければ特に問題ないだろう。また、そもそも本機は比較的安価なモデルなので、コストパフォーマンスにも優れる。
ディスプレイは5インチのフルHD液晶で、ボディサイズは約73.4×148.4×12.9mm、重さは約230g。バッテリーは3,240mAhの容量だ。
【情報元、参考リンク】
・京セラ/プレスリリース
・Amazon.co.jp/DURA FORCE PRO