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最新バージョンのAndroid Pで1、2m精度での屋内での現在地測位、プライバシー対策、切り欠き画面対応など導入へ。開発者向けプレビュー版提供開始

米GoogleがAndroidの次期メジャーバージョンである「Android P」の開発者向けプレビュー版を公開した。プレビュー版はすでにダウンロード可能で、「Pixel」「Pixel XL」「Pixel 2」「Pixel XL」でトライすることができる。


開発者向けプレビュー版の登場に伴い、Android Pの概要も明らかになった。

まず、Android Pでは、1mから2m程度の精度での屋内測位が可能となる。これは屋内ナビ、屋内での現在地表示がようやく本格的にできるようになる転換点となりそうだ。これは、Wi-Fiの規格である「IEEE802.11mc」における「WiFi Round-Trip-Time(RTT)」と呼ばれるプロトコルをサポートすることで実現する機能。


GPSが届かない屋内でも、Wi-Fiのアクセスポイント、RTTを活用することで現在地を精度よく測位できる。しかも、Wi-Fiアクセスポイントを使うといっても、通常接続をするわけではないので、データ通信に余計な問題も起きず、端末内の個人情報や各種データなどの漏えいなども起きない。

そして、個人情報といえば、プライバシー機能が強化される。アプリがアイドル状態の時にはカメラやマイク、各種センサーへアクセスできないので、これも意外と大きな変化かもしれない。

また、「iPhone X」のディスプレイのように切り欠きのある画面での表示をOSでサポートする。個人的には切り欠きディスプレイは流行って欲しくないが、Androidでも続々と登場する可能性があり、OSでのサポートも必要な状況。OS側で対応することで、アプリの開発者は切り欠きを回避するコードなどを独自実装する必要がない。OS側で全画面表示など全て対応してくれる。


さらに、動画関係では、HDR VP9 Profile 2をサポートし、HEIFファイルにも対応する。

オートフィル機能(自動入力機能)や省電力機能の改善などもある。この辺りも地味ながら日常利用する上では前進の一つとして感じられそうだ。

なお、Andorid Pの「P」が、最終的にどのようなスイーツの名称になるのかは今後発表される。



【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/Previewing Android P
Android P Developer Preview

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