<▲図:DAZN> |
これはソフトバンクがスポナビライブの提供を終了することに伴う動き。ソフトバンクはスポナビライブの新規申込受付を13日で終了し、5月31日でサービスの提供を終了する。
これまでスポナビライブで提供されてきたコンテンツはDAZNが引き継ぐことになり、早速9日から提供されるということになる。
スポナビライブのユーザーには別途案内が届くが、同じスポーツの中継番組を継続して視聴したい場合、6月からはDAZNへ移行する必要がある。DAZNは最初の一ヶ月は無料で利用できるが、それ以降は月額1,750円(税抜)の料金がかかる。NTTドコモ(以下、ドコモ)ユーザーの場合は特別割引が効いた「DAZN for docomo」というサービスを利用できるのでお得だが、現時点ではソフトバンクユーザー向けの同種のサービスは発表されていないので、一般料金がかかる点には注意が必要だ。ただし、13日までにスポナビライブに加入している既存ユーザーには、特別割引プランとして月額980円で利用できるキャンペーンが実施される。こちらは既存ユーザーには14日以降順次案内が届く予定。
また、DAZNは最大で2台の端末での同時視聴ができるので、例えばF1中継の場合、テレビでメイン中継を流しつつタブレットでオンボード中継を映すといったマルチスクリーン視聴ができることも魅力となっている。
いずれにしても、日本で提供されているスポーツ中継配信サービスは完全にDAZNに絞られた格好だ。
パフォーム・グループはサッカーJリーグの配信権を取得するために莫大な投資を行っていることもあり、ユーザーのさらなる確保は至上命題と見られている。スポナビライブを好んでいた方には残念なニュースだと思うが、DAZNにとってはユーザー拡大に向けた大きな転換点となるかもしれない。
ちなみに筆者も約1年、DAZNを視聴してきたが、DAZN for docomo提供開始直後ほどのトラブルには遭遇しなくなった。また、どうしようもないほどの接続不良/視聴トラブルもなくなっていると思う。ただ、ちょっと止まったり、ということはないわけでもないので(原因はDAZN側に限らない。それこそ家のWi-Fiの接続が悪い時もあると思う)、リアルタイム性にこだわる方、一瞬の遅延でも嫌だという人にはまだ厳しいかもしれない。
逆にちょっとした遅延を許容できるのであればDAZNは便利だ。テレビでもパソコンでもスマートフォンでもタブレットでも視聴できるので、それこそお風呂でも見られるし、布団に寝転がって見ることもできる。また、トイレの時に一時停止もできるし、ちょっと巻き戻すことも手軽。F1視聴時にはスタートから30秒程度のシーンを結構何回も巻き戻して見たりするが、そうした視聴スタイルも配信サービスならではだと思う。まあCSで見ていた時も録画しながら視聴すれば同じことができるが、私の場合は録画していなかったので。
いずれにしても、最初の一ヶ月は無料なので、気軽に試してみよう。
【情報元、参考リンク】
・DAZN
・ソフトバンク/プレスリリース