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【島田純のMobile×Travel】第108回:福岡空港で台湾のプリペイドSIMカードを購入

台湾の通信事業者「中華電信」のプリペイドSIMカードを、福岡空港で購入しました。

<▲図:中華電信のプリペイドSIMカードを福岡空港で購入>

福岡空港では、プリペイドSIMカードはモバイルWi-Fiルータなどのレンタルを行う「テレコムスクエア」が運営するカウンターにて販売されています。

<▲図:福岡空港のテレコムスクエアカウンター>

テレコムスクエアカウンターにおける中華電信のプリペイドSIMカードの販売価格は1,400円(不課税)で、有効期間は当日+5日間の最大6日間です。50台湾ドル分の無料通話が含まれており、インターネット接続および中華電信の提供するWi-Fiが使い放題です。

販売されているSIMカードのサービススペックは、台湾現地の中華電信のカウンターで購入できる商品と全く同じです。そのため、日本国内で購入しても台湾へ渡航後に購入しても、サービス内容自体は全く同じです。

と言うのも、テレコムスクエアは台湾の「中華電信」の正規代理店としてプリペイドSIMカード販売を行っているためです。購入時に必要となる本人確認書類や、署名(サイン)が必要な書類なども台湾で購入するのと全く同じです。

細かな違いとしては、テレコムスクエアのカウンターにて中華電信のプリペイドSIMカードを購入する際は、パスポートだけでなく、搭乗予定のフライトの搭乗券または運転免許証が必要となることです。

筆者は、運転免許証を提示してプリペイドSIMカードを購入しましたが、運転免許証を持っていない場合は、先に航空会社のチェックインカウンターにてチェックイン手続を行い、搭乗券を入手する必要がある点には注意が必要です。なお、テレコムスクエアのカウンターでの支払方法はクレジットカードのみでした。

<▲図:申込書は日本語による説明もあり>

台湾の空港では、各通信事業者のプリペイドSIMカードを販売する正規カウンターが並んでおり、現地空港でのプリペイドSIMカードの購入は非常に簡単です。

しかしながら、世界各地から多くの便が到着する台北桃園空港では、LCCの深夜着便の場合はSIMカードを販売するカウンターが営業していないこともあるので、正規の代理店によって日本国内でSIMカードを事前入手できるのは安心です。

<▲図:空港のSIMカウンターは時間帯によって混雑することも>

通信手段を日本国内で事前に準備しておけば、飛行機が台湾の空港に着陸後、通信を使用して良い状態となったらすぐにスマートフォンを使ったデータ通信が利用可能となるため、現地で待ち合わせしている知人・友人とのコミュニケーションが迅速にできる他、Twitterで「台湾なう」などのツイートをすることもできます。

<▲図:飛行機を降りる前にデータ通信が使える>

日本国内での販売価格の1,400円は現地価格の300台湾ドル(約1,100円)と比べてそれほど大きな差があるとは言い難く、飛行機が着陸後にすぐデータ通信が利用できる点や、現地到着が深夜の場合でもデータ通信に関する心配が不要となる点を考えれば、「台湾SIMを国内で購入する」のは、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。

HUAWEIのSIMフリースマートフォン「Mate 10 Pro」(国内版)に中華電信のプリペイドSIMカードを挿入すると、APNは自動で設定されました。手動でAPNを設定する場合、APN設定は「internet」、ユーザ名・パスワードは空白でインターネット接続が可能になります。

<▲図:Mate 10 ProではAPNが自動設定された>

今回の台湾滞在では、台湾の最大都市である台北だけでなく、南部の高雄・台南、中部の台中など各地に移動しながらデータ通信を利用しましたが、移動中にGoogleマップで交通手段を調べたり、ブラウザで現地情報を調べたり、SNSへ投稿するのに、速度面やエリア面でストレスを感じることは一切ありませんでした。

また、データ通信量は無制限のため、スマートフォンのテザリングを有効にしてパソコンと接続して固定回線代わりに使っても速度面でのストレスを感じることは無く、モバイル・固定代替の用途で非常に快適な通信手段として使えました。

【情報元、参考リンク】
https://sim.telecomsquare.co.jp/jp/tw/


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

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