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メルカリがシェアサイクルサービス「メルチャリ」を2月27日より福岡市で提供開始。個人宅を自転車ポートにすることも可能

メルカリは13日、グループ会社のソウゾウがオンデマンドシェアサイクルサービス「メルチャリ」を27日より提供すると発表した。いきなり全国展開するわけではなく、まずは福岡市から導入する。また、スマートフォン向けアプリはiOS版が先行提供され、その後Android版が提供される予定。


シェアサイクルサービスはNTTドコモのグループ企業であるドコモ・バイクシェアを始め、多くの企業が乗り出しているが、ソウゾウが始めるサービスには他社と違う大きな特徴がある。それは、一般個人でもシェアサイクルの貸出・返却場所である駐輪場(ポート)を設置できるということ。

例えば自宅にシェアサイクル用のポートにしても構わないスペースがある場合、ポートに登録できれば、自宅ポートで自転車を借りて、出掛けて、帰りには再び自宅ポートに返却する、といった利用パターンも可能になる。ポートへの移動がほぼ不要という大きな利点ができる。

こうした特徴があるため、ソウゾウはメルチャリを「個人と地域が参加型で運営を行う、新しいスタイルのシェアサイクルサービス」だと紹介している。

ポートは個人宅だけでなく店舗や企業なども設置可能なので、もし上手く普及すれば、あちこちにポートができる可能性がある。

どこにポートがあるかを探すのはスマートフォン向けアプリでもできるし、貸出・返却手続きもアプリからできる。また、シェアサービス用の自転車にはGPSが内蔵されていて、その位置は常に把握できる。

<▲図:アプリの利用イメージ>

また、地域の民間企業と連携し、サポートトラックが放置自転車・違法駐輪の自転車や故障者を移動・回収するとのこと。各ポートも常に最適な状態に保つとしている。

<▲図:メルチャリで使用される自転車>

さらに、ユーザー自身にも運営に参加してもらい、放置自転車や故障自転車を発見した場合に報告したり移動したりして欲しいという。そしてその行動の対価としてメルチャリ内で貯まる「マイル」や、「メルカリポイント」が付与される仕組みも導入するという。日常的にユーザー同士でメルチャリの運営をサポートする仕組みを導入することで、メルチャリをユーザーと共に作り上げていきたい、としている。

第一弾提供エリアとなる福岡市については、博多・天神・ウォーターフロントのエリアを中心に、サービス提供開始時点で50ポートを用意する予定。自転車の台数は400台以上。夏ころまでにエリア拡大と2,000台程度の自転車の投入を予定しているという。


【情報元、参考リンク】
メルチャリ公式サイト
メルカリ/プレスリリース

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