東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は20日、新幹線の車両内で利用できる無料のWi-Fiサービスを導入することに関して、昨年11月に発表していた計画に変更があったことを明らかにした。変更内容はサービスの提供時期と導入車両で、提供時期は当初は今夏だったが、5月に前倒しとなる。そして導入車両も増えることになった。
まずは当初予定から紹介したい。
当初は、東北新幹線 E5系、上越新幹線 E7系、北陸新幹線 E7系、秋田新幹線 E6系において、今夏をめどに無料で利用できるWi-Fiサービスを提供予定だとしていた。
サービスの利用者は訪日外国人を想定しているが、実際にはメールアドレス等を登録するだけで利用できるので、日本人でも構わない。これにはJR東日本も言及していて、日本人を含めどなたでも利用になれます、としている。
ただし、回線のバックボーンは携帯電話回線なので、トンネル内や山間部等の一部区間では通信できないこともある。もちろん、新幹線のトンネルに関しては通信各社がエリア整備を順次行っているので、整備完了次第通信できるようになる区間もある。
そして本日の発表だが、提供時期の前倒しは前述の通り。加えて、山形新幹線 E3系にも2018年度から車両改修を行い、順次サービスを提供するという。さらに、中央線特急「スーパーあずさ」 E353系でも12月から車両改修を行い、順次サービスを提供する。
この無料Wi-Fiの利用方法は、SSID「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」に接続し、ログイン(ユーザー登録はメールアドレス)をすること。1日に何回でも利用できるが、1回の接続時間は3時間までとなっている。なお、このSSIDでのWi-Fiサービスは現在、駅で提供されているものと同じなので、今のうちに利用登録をしておくといいかもしれない。
また、JR西日本も北陸新幹線 W7系においてWi-Fiサービスを今年後半に導入する予定だ。
【情報元、参考リンク】
・JR東日本/プレスリリース(PDF)
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