<▲図:コロプラのコメント> |
細かい状況はまだ正確には分かっていないため、実際にどちらの言い分が正しいのか不明だが、一部メディアの推測ではコロプラに非があるようにも見え、その場合には「白猫プロジェクト」の差止もあり得る。プレイヤーにとっては気が気でない状況かもしれない。
そのためかコロプラは10日の発表に続き、12日に新たなコメントを公開した。
まずは、コメントを原文のまま掲載する。
「いつも白猫プロジェクトをお楽しみいただき、ありがとうございます。
このたびの訴訟提起により、皆さまには多大なるご心配をおかけしております。現在、白猫プロジェクトに対する多くの応援メッセージをいただいており、運営一同感謝の思いでいっぱいです。深く御礼申し上げます。あわせて不安の声もいただいているので、改めてお知らせをさせていただきます。
今回の件が影響し、白猫プロジェクトのサービスが終了するということは断じてございません。コロプラとしては、特許侵害の事実は一切ないものと確信しておりますが、訴訟がたとえどのような結果になっても仕様変更等を通じて、サービスを継続してまいります。今後もお客様のことを第一に全力で開発・改善に努めてまいりますので、変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。」
このコメントによれば、もし敗訴したとしても仕様変更等を通じてサービスを継続していきたい、とのこと。とはいえ、完全に敗訴となれば、差し止めとなる可能性もあるはず。仕様変更等で逃れることはできないかもしれない。それでも少なくともコロプラは何とか継続の道を探っていきたい、との意向は伝わる。
しかし、本件での問い合わせは任天堂から2016年9月にあり、それから1年以上もかけて水面下で交渉が行われてきたとのこと。その点からも任天堂は当初、話を大きくするつもりはなかったことが伺える。
今となっては完全対決の構図だが、非があるのであればそれに適した結果、非がないのであればやはりそれに適した結果、とにかく正しい判決が導かれて欲しいところ。その上で「白猫プロジェクト」のプレイヤーにとって悲しくない対応をとって欲しいもの。プレイヤーとしては本来は水面下の交渉でカタをつけて欲しい問題なので、今の状況はすでに望ましくない。とにかく早期解決を期待したい。
基本的にどちらの肩も持ちたくはないが、個人的には任天堂の長年のファンだし、その一方でコロプラのゲームも数多く楽しんできたので、双方にとって妥当な結果になって欲しいと思う。
【情報元、参考リンク】
・コロプラ/お知らせ