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ドコモ、おサイフケータイ非対応機種でも使えるスマホ決済サービス「d払い」を提供へ。加盟店のレジでスマホ画面のバーコードを読むだけ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は17日、新しい決済サービス「d払い」を4月より提供すると発表した。このサービスは意外と画期的かもしれない。というのもハードウェアにほとんど左右されないからだ。「おサイフケータイ」の場合はスマートフォンのハードウェアが対応していなければ利用できないが、d払いはd払いのアプリを利用できる機種であれば何でも構わない。具体的にはAndroid 5.0以上、iOS 10.1以上のOSを対象としている。

<▲図:サービスアイコンとロゴ>

スマートフォンにインストールしたd払いアプリを起動し、バーコードやQRコードを表示させ、d払い加盟店のPOSレジや決済端末でそれを読み取るだけでいい。

d払い加盟店でd払いを利用すると、そこでの支払額はドコモのユーザーの場合は毎月の携帯電話料金と合算して請求される(※ドコモ以外のユーザーも利用できるが、その場合については後述)。

<▲図:利用手順>

キャッシュレスで買い物ができる上、電子マネーサービスと違ってチャージする必要もないし、自動チャージの設定をしておく必要もないし、クレジットカードのように暗証番号を忘れてしまうなどのミスが発生することもないので、かなり便利かもしれない。財布を忘れてしまったときなど、いざという時のためにアプリをインストールして初期設定しておくと良さそうだ。d払いの利用にあたってサービスへの申し込み手続きは不要で、アプリをインストールして初期設定をするだけ。

また、d払いでも「dポイント」を貯めたり使うことができる。d払いでの支払金額200円につき1ポイントが貯まる。

このサービスは加盟店側にも余計な手間が発生しない。POSレジの改修を行う必要がないので手軽に導入できることが特徴となっている。市販のタブレットと専用アプリを準備するだけで手軽にd払いに対応できるという。

ドコモは現在10社19,000店舗でのd払いの取扱いを予定している。そして早期に10万店舗以上への展開を目指すという。

下に掲載したリストが1月17日時点での加盟予定店だが、ローソン、マツモトキヨシ、ツルハホールディングス傘下の各店舗(ツルハドラッグ、くすりの福太郎など)、ユナイテッドアローズ、アーバンリサーチ、ウエルシア薬局などが含まれるので、初期から多くの方にとって利用可能店舗は身近にあると思う。

<▲図:現在発表されている加盟店リスト(※クリックして拡大)>

なお、ネット通販等でdポイントを貯めたり・使える決済サービス「dケータイ払いプラス」の名称がd払いの提供を機に終了となり、d払いに統合される形となることも合わせて発表された。ちなみにネットでの支払でd払いを利用すると、実店舗での利用よりもポイントの付与率がいい。実店舗だと200円ごとに1ポイントだが、ネットだと100円ごとに1ポイントが付与される。

このサービスはauやソフトバンク、SIMフリースマートフォンのユーザーでも利用できる。その場合は、「dアカウント」を取得(無料)して、d払いのアプリをインストールして初期設定すればいい。ただし、ドコモの回線契約がない方の場合は、ドコモの携帯電話の料金支払いもないので、d払いでの支払いは登録したクレジットカードで請求されることになる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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