<▲図:Misfit Vapor> |
Fossilといえば、現在はスマートウェアラブル製品ブランドの「Misfit(ミスフィット)」を傘下に抱え、Misfitブランドで複数のウェアラブル製品を展開している。VaporもMisfitブランドの新製品となるが、今回はウォッチタイプ。心拍数を測ることができる心拍センサーを搭載し、Android Wearによってスマートフォンとの連携やアプリ追加による拡張機能も利用できる。
また、4GBのメモリを内蔵し、そこに楽曲データを保存しておくことも可能なので、音楽アプリを使ってVapor単独で音楽を楽しむこともできる。専用の携帯音楽プレイヤーと比べるとメモリ容量が少ないものの、最近お気に入りの曲を聞く程度だったら十分だ。Bluetoothも搭載しているのでBluetoothヘッドホン、イヤホンと組み合わせればいい。
Misfitのウェアラブル製品はフィットネス、アクティビティ記録を主な用途にデザインされたもので、「Misfit Ray」「Misfit SHINE2」などにはディスプレイはない。一方のVaporは、より多機能なスマートウォッチ。タッチ操作可能な有機ELディスプレイも搭載する。スマートフォンとの連携機能や、前述した単独での音楽再生、そしてAndroid Wearの様々なアプリを使いたい場合にはVaporの方がいいだろう。
もちろん、心拍センサー搭載による心拍数記録もこの製品の特徴の一つだ。
Misfit Ray、Misfit SHINE2などはデザイン性に優れ、オシャレな見た目が大きな魅力。それらと比べるとVaporは他社が数多くのスマートウォッチを出している市場の中では少し独自の魅力に欠けるような気もするが、カッコ悪くもないので、好みの問題かもしれない。
Misfit製品は防水性能にも優れているが、それはVaporも同じで、50m防水の性能を持つ。また、コネクテッドGPSによって、ランニングやウォーキングなどのアクティビティの際にスピードや移動距離なども記録できる。搭載するセンサーは前述した心拍センサーのほか、加速度センサー、高度計、ジャイロスコープ、コネクテッドGPS。
Android Wear搭載スマートウォッチなので、Misfitのアプリでのアクティビティ記録が気に入らなければ「Google Fit」を使っても構わないし、他のアプリを使ってもいい。Android Wearは自由度の高さ、アプリの選択肢の豊富さも魅力なので、それによって失敗しにくいことも魅力だと言っていいと思う。今のところ、Android Wear搭載のスマートウォッチには絶対的な魅力を持つ完璧な存在もないので、前述したようにデザインの好み、搭載するセンサー類、アプリも含めた独自の機能面で選ぶことになると思う。
その点では、Misfitはランニングやウォーキングなどのフィットネス向けのアクティビティ記録を目的としたウェアラブル製品からスタートしていることもあってアプリもその用途では使いやすいので、Vaporについても、やはりフィットネス用途を主に考える方にはより適していると思う。
電池の持ちはメーカーの考える一般的な使い方で2日間は持つようだ。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・Misfit Vapor公式サイト