<▲図:Anker PowerCore Speed 20000 PD> |
従来のUSBの規格では「Quick Charge」のような対応機器同士の組み合わせで実現できる急速充電規格をのぞくと、USB 3.0では最大で4.5Wの電源供給しかできなかったが、USB PDでは最大で100Wまで対応するため、今後のPC関連機器ではより幅広い機器でUSBによる電源供給が増えるものと見込まれている。
そのUSB PDに対応したPC関連機器は増えつつあるが、今回、Ankerはモバイルバッテリーで対応品を用意した。
このAnker PowerCore Speed 20000 PDでは、入出力でUSB PDに対応し、本体パッケージには最大出力が30Wの急速充電器が付属し、それを使うことで、容量が20,100mAhのAnker PowerCore Speed 20000 PDのバッテリーをわずか4時間でフル充電できるようになっている。
さらに、USB Type-C搭載のノートPC、スマートフォン、タブレット等の端末への充電も最大で24Wの出力で行うことができる。もちろん相手の機器によって出力は自動調整される。
Anker製品は接続機器に合わせて自動的に出力を調整してくれる機能が大きな魅力だが、それに加えて、今回のAnker PowerCore Speed 20000 PDでは、新たに特許を取得した温度管理テクノロジーが搭載されている。これによって、Anker PowerCore Speedシリーズは過剰に熱を持たないようになっている。
本体サイズは約168×62×22mmで、重さは約360g。
入出力を電圧、電流で見ると、入力は5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A(PD入力)に対応し、出力は5V/3A、9V/2.6A、15V/1.6A(PD出力)、5V/2Aに対応する。
パッケージには前述した30W対応の急速充電器に加え、トラベルポーチ、MicroUSBケーブル(60cm)、USB-C to Cケーブル(90cm)も同梱される。
QuickCharge対応品でもそうだが、急速充電を行う場合は、USBケーブルもその出力に対応したものである必要があるので、数年前から使い続けているようなケーブルは、こうした急速充電のモバイルバッテリーや充電器を購入した際に、使うのをやめ、新しいケーブルに切り替えることもオススメしたい。
【情報元、参考リンク】
・Anker/プレスリリース