「FREETEL」ブランドでMVNO事業を展開してきたプラスワン・マーケティングから11月1日付けでMVNO事業を承継した楽天は1日、FREETELブランドの契約回線数と「楽天モバイル」のものを合わせた契約回線数が140万回線を突破したと発表した。
楽天がプラスワン・マーケティングからMVNO事業を承継することは9月26日に発表されていたが、実際にプラスワン・マーケティングが会社分割をし、MVNO事業を楽天が承継するのは11月1日付けとされていた。
今後、プラスワン・マーケティングが手掛けてきた「FREETEL SIM」などのサービスは2018年1月中をめどに「楽天モバイル」へとブランド統合される予定。FREETELブランドがどうなるのか、ということは気になっていたが、最終的に通信サービスのブランドは「楽天モバイル」へと統合されることになった。
とはいえ、現在のFREETEL SIMのユーザーは、手続きや設定変更をすることなく今後も使用できるとのこと。さらに、逆に少し複雑な気もするが、「スマートコミコミ+」及びFREETEL SIMの販売は継続されるとのこと。ただし提供元は楽天となる。
そして、会社分割でMVNO事業を手放したプラスワン・マーケティングは今後もFREETELブランドでのモバイル端末事業は継続する。そのため、FREETELブランドの端末は今後も発表・発売される見込み。結局のところ、FREETELという名前、ブランドが完全に消えることはなく、少なくとも端末ブランドとしては継続提供されることになる。加えて、ひとまずFREETEL SIMの販売も、販売元が楽天に変わるものの継続されるので、しばらくの間はあまり変化を感じないかもしれない。
しかし、将来的には料金プランや楽天エコシステムの活用など、様々な可能性を模索していくとのことで、いずれ何らかの大きな変化が起きることは確かだろう。
なお、楽天のMVNO事業の回線数が140万を突破したことが明らかにされたが、元々の「楽天モバイル」の回線数は2017年8月の時点で100万回線を突破した段階。これにFREETEL SIMの回線数を加えることで140万回線超ということになる。楽天としては、FREETEL SIMの約40万回線というユーザーを手に入れたことは非常に大きかったことがわかる。
【情報元、参考リンク】
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