<▲図:TrackR pixel。手前に6つ並んでいるものがTrackR pixel> |
新製品発表会及びTrackR pixelの実機及びアプリのレポートは後ほど別記事で扱うとして、本記事ではTrackR pixelの概要を紹介したい。
TrackRに関しては、「TrackR bravo(トラッカール ブラボー)」という名の製品が2016年10月より日本市場でも販売されているが、今回同社が日本市場に本格進出するにあたり、新モデルとなるTrackR pixelが上陸することとなった。
価格は2,980円(税込)で、Amazon.co.jp、+Styleのほか、ビックカメラ、コジマなど一部の家電量販店で10月4日に発売となっている。また、今後、3個パック(5,980円)、5個パック(8,980円)も順次販売開始となる予定。カラーバリエーションは8色で、ブラック、ホワイト、グレー、レッド、パープル、ピンク、アクア、ブルー。
<▲図:TrackR pixel。実際には8色のカラーバリエーションがある> |
3個パック、5個パックはそれぞれカラーの組み合わせが2種類ずつある。3個パックはアクア、パープル、ピンクのセットか、ブラック、ホワイト、グレーのセット。5個パックはブラック、ホワイト、グレー、レッド、ブルーのセットかブラック5つのセット。家族やグループなど複数人で使う場合には複数パックの方がお得だ。また、一人で複数台のTrackRを使う場合にもまとめて購入する方が安くなる。
TrackR pixelは、直径26.2mm、厚さ5.6mmと、ほぼ100円玉と同サイズと小型。
<▲図:100円玉よりは若干大きいがとても小さなことが分かると思う(※硬貨にはモザイクを入れています)> |
Android及びiOS機器とペアリング設定することで、通信可能範囲から離れたらアラートを鳴らしたりLEDライトを点灯させたり、といったことができる。例えば、バッグに入れておけば、バッグを置き忘れた時、すなわちスマートフォンとの通信可能範囲(障害物がない場合で最大33m)から離れた時、スマートフォン側に通知したりアラートを鳴らすことで、置き忘れを防止できる。スマートフォン側からTrackR pixelのLEDライトを遠隔操作で光らせたり、アラートを鳴らすこともできる。
逆に、TrackR pixelからスマートフォンのアラートを鳴らすこともできる。
スマートフォンをどこかに置き忘れたり、家の中でもどこに置いたかのか分からなくなってしまった時、TrackR pixelのボタンを押すと、スマートフォンのアラートを鳴らすことができる。これは、スマートフォンをマナーモードに設定していても鳴らせるので、スマートフォンが家の中でよく迷子になる方には便利だろう。
TrackRは1台のスマートフォンと1対1で使うほか、家族など複数人で共有するアイテムに装着し、複数台のスマートフォンと1つのTrackRという組み合わせで使うこともできる。
TrackRの駆動には市販のボタン電池「CR2016」を使い、最大では1年程度持つとされる。ただし、これはあくまでも目安で使い方によって差が出る。TrackRの電池は自分で交換することもできるが、メーカーに交換依頼を出すこともできる。TrackRは2年間の電池サポートをしており、依頼すれば無料で電池を交換してくれる。とはいえ、送料がかかるので、基本的には量販店等でCR2016を購入し、自分で交換する方が速くて安いだろう。
また、TrackRの大きな特徴に、TrackRのネットワーク情報を利用できることが挙げられる。
通常使用の範囲では、スマートフォンとの距離が離れた時にアラートを鳴らす、という使い方がメインになると思うが、例えば飛行機などでロストしてしまった場合など、とても遠い場所に荷物が離れてしまった場合でも現在地を知ることができる。これは「クラウドロケート」というサービスで実現するもので、他のTrackRユーザーの近くを自分のTrackRが通った時、そのユーザーのTrackR及びスマートフォン経由で自分のTrackRの位置情報がクラウドに上げられ、位置を知ることができるようになっている。このやり取りにおいて、個人情報漏洩などの問題は全くなく、他のTrackRユーザーが自分のTrackRの各種情報や自分のユーザー情報を知ることはない。あくまでも同じTrackR同士でネットワーク連携することで、TrackRの位置情報をいつでもどこでも把握できるようにする、というシステムに過ぎない。
このクラウドロケートは、TrackRの台数/ユーザーが増えれば増えるほど検出可能なエリアがきめ細かくなり、リアルタイム性が増すので、今後もTrackRが売れて欲しいところ。現在のところTrackRは500万台以上出荷されているということだ。
TrackRの使い道は考えれば相当なパターンがあるはずで、かなり便利に使えそうだ。詳しいレポートについては冒頭でも述べたように、後ほど別記事で紹介したいと思う。
下はAmazon.co.jpでの検索リンク。
→Amazon.co.jp/TrackR pixel
TrackRのアプリは下記のリンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・Amazon.co.jp/TrackR pixel
・TrackR公式サイト