<▲図:渋谷区でも自転車シェアリングサービスが開始> |
このうち、渋谷区については既にサービスを提供している千代田区・中央区・港区・江東区・新宿区・文京区の6区との乗り入れに対応しているため、既存の6区のサービスを利用している方から見ると、ドコモ・バイクシェアのポートが置かれるエリアに新たに渋谷区が加わった、という見方ができます。
一方で、渋谷区と同じタイミングで自転車シェアリングサービスを提供開始した練馬区と、10月18日に開始予定の品川区に関しては、他区との乗り入れには非対応です。他区で借りた自転車や、練馬区や品川区でレンタルした自転車は、借りた区と同じ区にあるポートでのみ返却が可能ということになります。
2016年2月に他区との乗り入れが可能になる前の、各区の自転車シェアリングサービスが独立して提供されていた頃と同じ状況と言えます。
<▲図:10月1日スタート、練馬区は他区でのレンタル・返却に非対応> |
都内の広域利用可能エリアに新たに渋谷区が加わったことで、7区合計での自転車ポート数は約330箇所へと拡大しました。千代田区・港区など、ポート数が多い都心のオフィス街ではすっかり定着した感のある自転車シェアリングサービスですが、新たにサービス開始となる練馬区・品川区(および、既に提供開始済みの大田区)が他区との連携に非対応になるのはとても残念です。
<▲図:千代田区・中央区・港区・江東区・新宿区・文京区・渋谷区、 7区合計でポート数は約330箇所に拡大> |
自転車に乗って移動中、普段は区境を意識することはそれほどありませんが、練馬区・品川区・大田区付近をドコモ・バイクシェアの自転車シェアリングサービスで移動中には、注意しなければなりません。設置されているポートが他区連携(他区でレンタルした自転車が返却可能かどうか)していて他区で借りた自転車を返却することができるのかをチェックする必要があるのです。
<▲図:大田区コミュニティサイクルも他区連携には非対応> |
ポートが他区連携しているかどうかは、スマートフォン向けのアプリ(Android版はこちら)上に表示される「ポート一覧」上では表示されません。
各ポートが置かれている区がどこの区になるのかを理解した上で、「練馬区・品川区・大田区の自転車は同区内でのみ返却可能」ということを、利用者側が認識する必要がありますので、注意が必要でしょう。
<▲図:ドコモ・バイクシェアのポートマップでは、他区連携非対応かどうかは明示されない> |
過去の連載でもご紹介したように、札幌市内では2017年8月より中国発の「Mobike」が提供開始されているほか、同じく中国発のシェアバイク「ofo」も、ソフトバンクコマース&サービスと連携の上、9月以降に大阪・東京などへサービス提供を予定していることを発表するなど、多くの事業者が「シェアリング自転車」サービスの提供を予定しています。
【参考リンク】
・東京・渋谷区コミュニティサイクル(レンタサイクル)
記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler
ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。
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本コラムは毎月第1・第3火曜日更新予定!
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