<▲図:デュアルレンズカメラを搭載したZenFone 4> |
今のスマートフォンにおける流行の一つがこのデュアルレンズカメラであることは、これを読んでいる人であれば知っていることだろう。デュアルレンズの使い方には2つの方向性があり、1つはファーウェイのワイドアパーチャーモードのように撮影後に様々なポイントにフォーカスをし直したり、背景をボケさせたりと、主にフォーカスポイントをコントロールするために使うものと、複数の画角で撮影できるようにするものだ。
前者はアーティスティックに写真を撮影したい場合に向くが、後者は実用的だ。広角レンズでは遠くにあるものを精密に撮影することは難しい。
僕は光学3倍レンズを搭載した「ZenFone Zoom」もコンデジ代わりに1年ほど使っている。ASUSの人は3倍ズームあればコンデジ並でコンデジの代わりに使えるというような話を発表会などでしていた。確かに、まあ実用的に使えるものであるのは僕自身が証明した。記事などで使うほとんどの写真をこのZenFone Zoomで撮影したのだ。
そんなZenFone Zoomにもやや不便なところがあった。それは光学3倍ズームのズーム速度だ。
まあ、電動ズームなので、あまり素早くズームできないわけだ。これに対して後継機のZenFone Zoome Sは1x、2.3x、5.0xをワンボタンで切り替えることができるので、幅広い画角を素早く切り替えて使うことができる。これが非常に便利なのだ。ちなみにZenFone Zoom Sはデジタルズームも合わせると最大で12倍となる。
ASUSが完全に光学ズームレンズだけのスマホをやめてしまうのは悲しいが、その利便性、そして、ボディの薄さなどの利点を考えるとZenFone Zoom Sは大きく進化した機種だと考えざるをえない。
また、最近考えるのは、現在よりももう少し画角の広いスマホがあると便利だということだ。個人的には、ZenFone Zoom SにZenFone 4レベルの広角レンズを加えたスマホだ。これはできないことでもないだろう。
そして、カバーする画角により広角が欲しいと思う理由は、広い景観を撮影できるようにすることは一般ユーザーにも必要なのではないか? ということだ。そんなレンズが搭載されれば旅行などで便利だろう。
ASUSはメインカメラに3つのレンズを搭載したスマホをリリースする必要があると僕は思う。それがZenFone Zoomシリーズであろうともなかろうとも。
【参考リンク】
・ASUS公式オンラインショップ
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
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