カラーバリエーションは1つで、想定実売価格は5万円前後とみられる。
アクションカメラの市場は徐々に大きくなり、参入メーカーも増えてきたが、カシオならではのタフな製品が登場する。ダンスやBMX、スケートボード、スノーボード、サーフィンなど、様々なエクストリームスポーツでの使用を想定しているようで、4mから落下させた場合の耐衝撃性能、50m防水性能、IP6X相当の防塵性能、-10度の耐低温性能を備えている。
<▲図:内部を守るタフネス構造> |
超広角レンズを採用しているので、様々なシーンで広く映像をカバーできる。静止画では190.8度、動画では170.4度の画角で撮影できる。
また、決め技の瞬間など、動画の一部だけをスローモーションで撮影する「ドラマチックスロー機能」も搭載する。ドラマチックスロー機能では、撮影中に見せ場がきた時にボタンを押すことで、その瞬間を再生時に120fpsまたは240fpsのスローモーションで再生できるようになる。もちろん通常速度での再生もできるが、該当シーンはスローモーション再生もできるようになる、ということ。
しかも、とても便利なのは、ボタンを押す前、前後、後ろの3つから設定できてしまう、ということ。一瞬で過ぎ去ってしまうシーンの場合、そこに合わせてボタンを押すのは至難の技だが、後からでも遡ってスローモーション設定できるので便利だ。1本の動画撮影中のスローモーションへの切り替えは何回でも可能。
GZE-1をセットし、遠隔で操作することもできる。スマートフォン向けの専用アプリ「G'z EYE」で遠隔コントロールが可能となっているからだ。GZE-1とはWi-Fiで接続する。通常の撮影モードのほか、目の前のスポーツに集中できるようにシャッターボタンのみを画面に大きく表示し、スマートフォンを見ずにリモート撮影ができるモードも搭載する。
<▲図:アプリ「G'z EYE」のイメージ> |
また、別売りのリモートコントローラーもしくは液晶コントローラーを使うこともできる。
さらに同社のアウトドア向けスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F20」との連携もできる。ウォッチ側でのモニター確認、シャッターなどの簡単な操作ができる。
アクションカメラは単体だけだと使いにくく、固定するための様々なアクセサリーの充実も重要な要素だが、カシオ計算機は最初から3種類のアクセサリーを用意している。胸に固定できる「チェストマウントハーネス GEA-1」、安定した置き撮りができる「スタンド付カラビナ GEA-2」、ブレを軽減して動きながらの撮影ができる「ジンバル GEA-3」だ。
【情報元、参考リンク】
・カシオ計算機/プレスリリース
・Amazon.co.jp/GZE-1