<▲図:Xperia XZ1> |
現在でも基本的にNTTドコモ(以下、ドコモ)は少なくとも春と秋に大規模な新製品発表会を開催する。KDDIも夏モデルに関しては発表会を開催するが、秋・冬・春モデルに関しては、どのシーズンのモデルを中心とした発表会になるか一定しておらず、その時々で変わる。今年は秋モデルが先行発表された
冬春モデルに関しては大規模発表会が開催されるかもしれないが、少なくとも今秋モデルは少ないのだろう。今後随時追加される可能性もあるが、いずれにしてもauユーザーでこの時期の機種変更を考えている方で最新機種にしたい場合は、今回の3機種もしくは今夏モデルから選ぶことになるだろう。
さて、そのXperia XZ1だが、いくつかの点で進化を遂げているが、現在Xperiaの旧モデルを使用していて特にパフォーマンス面で不満がない方の場合は機種変更しなくてもいいと思う。しかし、「Xperia Z5」世代以前のモデルのユーザーの場合は購入から2年が経過すると思うので、機種変更を検討してもいいだろう。
Xperia XZ1の大きなポイントはスピーカーの強化、最新の通信規格のサポート、カメラの進化となる。
スピーカーに関してはXperiaシリーズ史上最大音量となるフロントステレオスピーカーを採用している。「Xperia XZs」と比較して音量が約50%向上している。そのため、スマートフォンの内蔵スピーカーで音楽を楽しむ機会が多い方、フルセグ、各種動画配信サービスの視聴機会が多い方にはいいと思う。
通信規格に関しては、4つのアンテナで同時通信する「4x4 MIMO」、多値変調技術「256QAM」を組み合わせた「3CC CA」に対応し、東名阪の一部エリアでは受信時最大708Mbpsの高速データ通信を楽しむことができる。
また、リニューアルした「auメールアプリ」の対応機種でもある。auは2018年4月より「@au.com」のメールアドレスを解禁し、従来の「@ezweb.ne.jp」に変えて「@au.com」のアドレスを取得できるようにするが、それに合わせてメールアプリも一新する。もちろん旧メールアプリも継続利用できるが、今秋以降の新機種では新アプリの「auメールアプリ」を使える。このアプリではフィルター表示機能、送信者をまとめて表示する機能、過去のメールの自動振り分け機能などを利用できる。
カメラに関しては、被写体の動きを検知すると自動で画像を一時保存する先読み撮影機能に人の笑顔を捉える機能が追加されたので、笑顔の写真を残しやすくなるかもしれない。さらに、ソニーモバイル独自開発の3Dクリエーター機能を搭載し、人の顔や物など立体的な被写体をスキャンし、手軽に3Dデータを作成できる。3Dデータ作成機能は他社もそれぞれ具体的な仕様は異なるものの搭載し始めている。
また、オートフォーカス連写機能が新たに搭載された。被写体の動きを予測してピントを合わせ続けるので、動く被写体の連写もクリアにできる。フロントカメラでは「ディスプレイフラッシュ」を新たに搭載し、暗いシーンでのセルフィー(自撮り)を強化した。
ディスプレイはHDR対応でサイズは約5.2インチ、解像度はフルHD。
OSはAndroid 8.0で、CPUはQualcomm MSM8998、メモリ(RAM)は4GBで、ストレージ(ROM)は64GB、バッテリー容量は2,700mAh、ボディサイズは約73×148×7.4mm、重さは約156g。カラーバリエーションはブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンクの4色だ。
なお、Xperia XZ1を10月12日から発売日前日までの間に予約した上で実際に購入する方を対象に3,000円相当の「WALLETポイント」でキャッシュバックするキャンペーンが実施される。さらに、抽選で100名に「PlayStation VR」「PlayStation Camera」同梱版がプレゼントされる。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
・KDDI/プレスリリース