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Apple、全面ディスプレイのiPhone Xと従来デザインのiPhone 8/8 Plusを発表。8/8 Plusは15日予約開始、Xは10月27日予約開始

米Appleは現地時間12日、「iPhone」の新モデル「iPhone X(テン)」と「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」を発表した。合わせて「Apple Watch 3」や「Apple TV 4K」も発表された。日本でも発売される予定で、NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクが取り扱い、iPhone 8とiPhone 8 Plusは9月15日に予約受付開始、22日に発売、iPhone Xは10月27日に予約受付開始、11月3日発売予定となっている。

<▲図:iPhone X>

価格は通信キャリア、ストレージ容量違いなどで異なるが、参考価格としてApple StoreではiPhone Xは112,800円から、iPhone 8は78,800円から、iPhone 8 Plusは89,800円からとなる。

通信キャリアでの購入の場合は、各種割引施策を適用すると実質負担額は下がるので、これから発売日までの間の各社のニュースに注意しておきたいところ。ちなみにソフトバンクは早くも割引施策を発表しており、「半額サポート for iPhone」を利用することで、実質負担額が最大で半額になるとしている。

iPhone 8とiPhone 8 Plusは、旧機種の「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」を正常進化させたモデルで、正直な話、iPhone 7/7 Plusのユーザーであれば、機種変更しなくてもいいように思える仕様。

やはり注目はiPhone Xで、Androidではサムスン電子の「Galaxy S8」シリーズが採用した「Infinity Display」と同じように、というかそれよりもさらに進んだ形での「全面ディスプレイ」を採用している。全面の面積のほぼ全てをディスプレイが占めるため、見た目からも先進性を感じられる。おそらく今後、主要メーカーはこのようなベゼルレスとも言える全面ディスプレイ採用機種を増やしていくことだろう。

ディスプレイは解像度も高く、2,436×1,125ドット。縦横比は19.5:9で、ようやくiPhoneのディスプレイの解像度が大きく向上してきた。初めて「Retina Display」が登場した時にはとても感動したものだが、その後、Androidではそれを上回る解像度のディスプレイを搭載する機種が増えたので、今では物足りなく感じていたが、今回のiPhone Xではピクセル密度458ppiと、非常に精細な表示を可能としている。Appleはこのディスプレイを「Super Retina HD Display」と呼んでいる。ちなみにパネルもiPhoneとしては初となる有機ELを採用している。

<▲図:iPhone Xはやはりこのフロントの見た目が大きな特徴だ>

<▲図:非常にシンプルなデザイン>

iPhone Xのディスプレイは上部が凹のような形状になっているが、凹んだ部分にはフロントカメラやスピーカー、照度センサーなど様々なカメラ/センサー類を搭載している。物理ボタンのホームきーが無くなってしまったので、iPhone Xでは指紋認証でのロック解除ができなくなってしまったが、代わりにディスプレイ上部に搭載された「TrueDepth Camera」を使っての「Face ID」と呼ばれる顔認証を利用できるようになっている。

ちなみにホームボタンがなくなってしまったので、若干操作系が変わっている。

ホーム表示はディスプレイの下側から上に向かってスワイプ操作をすればいい。これが従来モデルでのホームボタンの1回押しに相当する。下から上に向かってスワイプして指を離さずにいるとマルチタスク画面の表示、ディスプレイの右上から下にスワイプでコントロールセンターの表示といった具合だ。Siriの起動は側面ボタンの長押しだ。この辺りはおそらくすぐに慣れるだろうが、今の時点では個人的にはiPhone 8/8 Plusの方が使いやすいのではないか? という気もしている。

背面に搭載されるカメラはiPhone 8 Plusと同じく2つのカメラで構成されるデュアルカメラだが、並びが違う。iPhone 8 Plusは横に並べているがiPhone Xでは縦に並ぶ。

ボディは防水・防塵仕様で、イヤホン端子はないのでイヤホン/ヘッドホンはLightning接続かワイヤレス接続となる。

他にはワイヤレス充電への対応なども特徴だ。

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ/iPhone
au Online Shop
ソフトバンクオンラインショップ

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