<▲図:上段:左から LC-60UH5/LC-55UH5 下段:左から LC-60US5/LC-55US5/LC-50US5> |
画面サイズでは50V型が1機種、55V型が2機種、60V型が2機種となり、発売日はいずれも11月11日。
まず、プラットフォームはAndroid TVなので、Androidスマートフォンやタブレットなどと同様にGoogle Playから様々なアプリをダウンロード/インストールして楽しむことができる。動画配信サービスも使いやすいので「Hulu」や「Netflix」「dTV」など各社の動画配信サービスのユーザーにもAndroid TVはオススメだ。
そして、今回のAQUOS 4Kで最も大きな注目を集める特徴は「COCORO VISION」への対応だ。
COCORO VISIONはクラウドサービスなのでAQUOS 4Kをインターネットに繋ぐ必要があるが、Android TVをプラットフォームに採用していることからも分かると思うが、全機種Wi-Fiを内蔵しているので、家のWi-Fiルーターに繋げばいい。
COCORO VISIONでは、ユーザーがよく見るテレビ番組や、視聴時間帯などをAIが学習・分析してくれる。その学習データをもとに、AIが今後放送予定の番組や動画配信サービス、音楽、ゲームなど様々なコンテンツの中からオススメのコンテンツを教えてくれる。しかも、ユーザー一人だけでなく家族など複数人の好みをそれぞれに合わせて学習・分析してオススメしてくれる。
さらに、テレビに近づくと、テレビ本体の前面に搭載された人感センサーが検知し、自動的にテレビの電源が入り、COCORO VISIONが起動し、オススメ番組を音声で教えてくれる機能もある。ただし、この機能は不要な方もいると思うので、設定でオン/オフを切り替えられる。
また、COCORO VISIONはスマートフォン向けアプリもあり、AQUOS 4Kで学習した情報をスマートフォン向けアプリで利用することもできる。気になる番組があれば、スマートフォンで通知を受けることもできるし、スマートフォン向けアプリからテレビを起動して番組を表示することもできる。ただし、このAndroid版アプリに関しては11月中旬に配信開始予定となっている。
パネル及び描画性能に話を移すと、AQUOS 4K新機種には新開発のエンジン「AQUOS 4K Smart Engine」が搭載されている。このテレビエンジンには8K対応液晶テレビ向けに開発されたアップコンバート処理の応用技術が導入されていて、4K未満の映像ソースをアップコンバートする際、非常に高精細でクリアな映像にしてくれるという。
色の再現レベルに関しては、8K/4K放送で採用される色域(ITU-R BT.2020)に迫る豊かな色彩を表現できるという。
スマートフォンでも一部の機種で対応機種が出てきたが、「HDR映像(HDR10)」にも対応している。
内蔵スピーカーは機種によって異なるが、例えば60V型及び55V型のUH5モデルでは、2.1ch、合計出力80Wの3ウェイ10スピーカー「AROUND SPEAKER SYSTEM」を採用する。最近のテレビはスピーカーに割けるスペースが小さくなってきていることもあり、個人的には音にこだわる場合には外付けスピーカーを薦めるが、当然追加出費が必要になるので、やはり内蔵スピーカーの質も重要だ。
音に関しては実際に実機で確認してほしい。
【参考リンク】
・Amazon.co.jp/AQUOS 4K
・シャープ/AQUOS公式サイト
・シャープ/プレスリリース