<▲図:LINK> |
価格はauでは42,984円(税込)、ソフトバンクでは32,184円(税込)と、約1万円の差がある。また、どちらでも分割払いも可能だ。注意したいのはauでの販売チャネルは、実店舗ではau直営店に限られること。通販はau Online Shopで扱う。ソフトバンクでは直営店で取り扱う。
スマートフォンと接続して使うVRゴーグルといえば、サムスン電子の「Galaxy」シリーズを接続して使う「Galaxy Gear VR」が有名だと思うが、LINKはGear VRとは全く違う。
Gear VRの場合は、GalaxyシリーズをVRゴーグルのディスプレイとして使うため、ゴーグル自体にはディスプレイが搭載されていないが、LINKは「PlayStation VR」と同様にゴーグル自体にディスプレイが搭載されている。では、HTC U11は何のために必要なのかというと、PlayStation VRにおけるPlayStation 4と同じで、プラットフォームを動かす基幹ハードウェアとして使われる。
Gear VRは米Oculusと組んで開発された製品であり、Oculusのプラットフォームが用意されているが、LINKの場合は、HTCのプラットフォームである「Viveport M」を利用する。
<▲図:LINKは動きの検出が可能なコントローラー、検出用のカメラなどを使う> |
また、LINK最大の特徴は、装着者の動きを検出できる、ということ。HTCといえば空間内でのプレイヤーの動きを検出できる本格的な体感VRである「HTC VIVE」も展開しているが、同じようなことがLINKでもできるようになっている。
ただし、検出の仕組みはHTC VIVEとは異なり、PlayStation VRと似ている。VRゴーグル自体やコントローラーに搭載されたLEDマーカーをステレオカメラで認識してプレイヤーの動きを検出する。
そのため、LINKのパッケージにはVRゴーグル用のLEDマーカー(ヘッドマウントディスプレー用LEDマーカー)、LEDマーカーが搭載されたコントローラ(2台)、動きを検出するためのステレオカメラが同梱される。PlayStation VRと同じようなシステム及びハードウェア構成なので、スマートフォン接続型のVRゴーグルであるGear VRとは価格帯が大きく異なるようになっている。Gear VRは基本的にVR動画視聴機という感じだが、プレイヤー自体の動きも検出するゲームを中心に遊びたい場合にはLINKの方がいいだろう。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
・HTC LINK製品ページ
・ソフトバンク/プレスリリース