<▲図:ZenPad 10 Z301MFL> |
ZenPad 10 Z301MFLはWi-Fiタブレットではなく、LTEにも対応したSIMフリーのタブレット。
デザインはZenPadシリーズのベースを踏襲しているが、背面に型押しのニットパターン調の柄をあしらったり、エッジには背面ロゴと同色のゴールドまたはシルバーのハイライトを配したりと、これまでとは若干異なる印象を与えるタブレットとなっている。ただ、落ち着いた、万人向けのデザインであることは従来モデルと変わりないので、多くの人に受け入れられそうだ。
<▲図:アッシュグレー> |
ディスプレイはサイズが約10.1インチで解像度は1,920×1,200ドットのIPS液晶。ディスプレイの層を統合することで光の通過性を向上させ、鮮やかな色彩表現を可能とするフルラミネーションディスプレイとなっている。表示面が近いディスプレイは操作感も良くなるので、その点でも魅力的かもしれない。具体的には、従来は6枚の層で構成していたものが2枚になっている。
また、デュアルフロントスピーカー、DTSプレミアムサウンドテクノロジー搭載によるサウンド性能などで動画視聴機としても魅力あるタブレットとなっている。これは旧モデルでもそうだったが、実際にZenPadでの動画視聴体験はハイレベルでお勧めできる。特にDTSのバーチャルサラウンドはかなり好感を持てる品質なので今回のZenPad 10 Z301MFLでも期待だ。
OSはAndroid 7.0で、マルチウィンドウ機能も使える。10.1インチディスプレイなので、それこそマルチウィンドウは実用的なはずだ。
CPUはMediaTek MT8735Aクアッドコアで、メモリは2GB(RAM)、ストレージ(ROM)は16GB。RAM/ROMが最近の機種としてはやや物足りなく感じるが、用途次第だろう。ウェブサイト閲覧、SNS、動画視聴中心であれば特に問題ないと思うが、ハイグラフィックのゲームアプリを多く、しかも頻繁にプレイするような場合は、より上位スペックのモデルの方がいいだろう。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)準拠と、5GHzがサポートされている。LTEはFDD-LTEがB1/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B20/B26/B28対応、TD-LTEがB38/B41対応、W-CDMAはB1/B5/B6/B8/B9対応となっている。
USB端子はType-Cで、バッテリー容量は4,680mAh、ボディサイズは約251.7×172.1×8.9mm、重さは約490gだ。
【情報元、参考リンク】
・ASUS公式オンラインショップ「ASUS Shop」
・Amazon/ZenPad 10 Z301MFL