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TSUTAYAのスマホ「TONE」から新機種 富士通製「m17」登場。おサイフ・ワンセグ対応、洗える防水スマホ

「TSUTAYAのスマホ」として知られる格安スマホ「TONE」を展開するトーンモバイルは25日、新機種「TONE m17」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を発表した。

<▲図:富士通製のTONE m17>

m17はMVNO各社や家電量販店などで販売される富士通のSIMフリーAndroidスマートフォン「arrows M04」ベースで、泡ハンドソープや液体洗剤で洗うこともできる防水性能や国内定番機能をサポートする点などが魅力。価格は34,800円(税抜)で、発売日は8月1日。

m17には様々な特徴があるが、まずはハードウェアのスペックから紹介したい。

arrwos M04の情報をご存知の方は外観からも分かるかもしれないが、m17はarrows M04ベースの端末で、スペックは同じ。OSはAndroid 7.1.1で、CPUはQualcomm Snapdragon 410 MSM8916、メモリは2GB(RAM)、16GB(ROM)で、ディスプレイサイズは5インチで解像度は1,280×720ドット。

メインカメラは約1,310万画素、サブカメラは約500万画素、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n準拠で、Bluetoothは4.1、バッテリー容量は2,580mAh、ボディサイズは約144×71×8mmで、重さは約148g。

スペックもボディデザインもロゴなどを除くとarrows M04と同じ。ネットワークはFDD-LTE(B1/3/8/19/26)、W-CDMA(B1/5/6/8/19)、GSM(850/900/1800/1900MHz)に対応と、arrows M04と同じ。

国内定番機能のおサイフケータイ、ワンセグ、伝言メモに対応する。ストラップホールもある。

また、防水性能は規格としてはIPX5/8相当、防塵はIP6X相当だが、泡ハンドソープや液体洗剤で洗えるなど、かなり強力。キッチンやお風呂、アウトドアでの使用も安心だ。しかも、米国国防総省の調達基準であるMIL規格の23項目をクリアするタフネス設計だ。

ではm17とarrows M04では何が違うのか? というと利用できる機能にTONE独自のものがある。

まず、TONE独自の「置くだけサポート」に対応する。これはm17に限った機能ではないが、m17が入っていた箱の上にm17を置くだけで、一般的なトラブルを自動的に解決してくれる。これはNFCを活かした機能で、箱の上に置くだけで不具合等を自動的に検知して、問題があれば修復を試みる。解決できなかった時には、お客様サポート窓口に電話を掛けることができる。

さらに、「TONE ファミリー」「ライフログ」「遠隔サポート」「ジオフェンス」などを利用できる。そして、女性誌「VERY」と共同開発されたサービスも利用できる。

子育てファミリーに便利かもしれない機能の一つとしてジオフェンスに新機能のロック機能が加わる。ジオフェンスは、あらかじめ設定した場所への出入りで通知を受け取ることができる機能だが、そこにロック機能が加わり、例えば、学校エリアを指定し、その場所へ入るとスマートフォンを使えないようにロックをかけることができる。緊急時にはロック画面から「緊急連絡先」に発信できるし、保護者は遠隔で「TONE 見守り」からロックを解除することもできる。

子供の一日の行動やスマホの利用状況を日々しっかりと把握したい、といった要望への回答となる機能「行動サマリーレポート」なども利用できる。子供の移動経路、歩数、活動量、アプリの利用時間など、行動履歴を日々のレポートとして受け取ることができるようになっている。

また、VERYと共同開発された「親子の約束」という機能を利用することもできる。

親が子供に持たせるスマートフォンについては、利用制限をかけることが多いと思うが、大抵はスマートフォン自体で設定を行う。今回新たに開発された「親子の約束」では、紙の設定シートを使う。設定シートに親子で相談しながら利用するアプリや時間帯などを書いて、「TONE 見守り」アプリで撮影するだけでそれらに基づいた利用制限設定を掛けることができるようになっている。この専用シートはトーンモバイルのウェブサイトから入手できる。

<▲図:「親子スマホの約束」の専用シートのイメージ>

トーンモバイルでは、このm17の発売を記念し、新規契約者とm17への機種変更者を対象としたキャンペーンを行う。新規契約者向けのキャンペーンは「はじめてのスマホ」キャンペーンで、同一名義で複数の端末を契約すると、基本プランの月額料金が6ヶ月無料となる。一方、「機種変更キャンペーン」では、m17に機種変更すると、その翌月から6ヶ月間、基本プランの料金が無料になる。

m17の紹介にあたってはファミリー層、特に子供に持たせるスマートフォンとしての話がメインだったと思うが、m17のベースはarrows M04であり、arrows Mシリーズはなかなか良いSIMフリースマートフォンなので、大人が使っても魅力的な機種だと言える。

【情報元、参考リンク】
TSUTAYAのスマホ 「TONE」

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