<▲図:一見するとVRゴーグルには見えない「カセット」> |
カセットの価格は1,800円(詳細は後述。数によっては1,000円なども可)で、公式サイトにおいて予約受付・販売パートナーの募集などを行っている。現時点では、基本的には事業者・販売パートナー向けの販売となるようだが、個人での購入も可能なようだ。いずれにしろ、個人の場合も公式サイトの「ご予約/お問い合わせ」ボタンから申し込もう。
今やスマートフォン向けのVRゴーグルは各社から非常に数多くの製品がリリースされているが、組み立て式のゴーグルというのもいくつかある。
しかし、組み立て式のゴーグルは厚紙/ダンボールを使ったものを基本に、質感が物足りないし、さらには組み立てに多少手間がかかるものが多い。
エフマイナーのカセットは、従来の組み立て式ゴーグルとは完全に異なる変形タイプで、さらに質感も良く、デザインそのものもスタイリッシュだ。
カセットのサイズは展開時が11.6×6.2×6.2cmで、折りたたみ時が6.2×6.2×1.7cm、重さは約40gだ。
折りたたみ状態だけを見るとVRゴーグルとは思えないデザインだが、変形して展開していくと、最終的にはVRゴーグルになる。ただし、VR体験そのものでは、密閉性はなく、外光の遮断などもできないので、あくまでも簡易的なものとなる。とはいえ、同社が想定しているVR関連のコンテンツ/サービスなどのプロモーション/営業、展示会やイベントなどにはいいだろうし、個人使用についてもちょっとしたVR体験の際には便利そうだ。
素材はABS樹脂、エポキシ樹脂でできており、レンズはPMMA。
写真をご覧頂ければわかるように、顔に密着させるタイプではないので、複数人で使い回す際にも衛生的。もちろんメガネをつけた状態でも使用できる。収納状態からの展開は下に掲載した写真の順になる。
<▲図:カセットの収納状態> |
<▲図:カセットの収納状態(上図とは逆から見た所)> |
<▲図:パカっと両側パネルを開く> |
<▲図:パネル(サイドパネルになる)をさらに開くとレンズがお目見え> |
<▲図:逆側から見た所。こちら側にスマートフォンをセットする> |
<▲図:スマートフォンをセットした状態> |
対応するスマートフォンはAndroid/iPhoneで、ディスプレイサイズが4インチから6インチ程度まで対応と幅広い。
一般向けの想定実売価格は1,800円とのことだが、500個以上のまとまったロットの場合は一つあたり1,000円以下を予定しているとのこと。そのため、厚紙/ダンボール製の組み立て式ゴーグルなどとも十分競合できる価格帯を実現することができるという。また、デザインのカスタマイズも可能とのこと。
カセットのようなスタイルのVRゴーグルは他のゴーグルとは特徴が異なるので、個人向けとしても非常に魅力的かもしれない。
なお、同社は公式サイトで予約受付を開始しているが、7月25日・26日に東京ビッグサイトで開催される「賃貸住宅フェア」に「不動産VRといえば3D Stylee」として出展し、カセットを展示する予定なので、明日・明後日に実物を手に取って確認できる機会もある。
納品は9月からの予定。
【情報元、参考リンク】
・エフマイナー/カセット製品ページ
・エフマイナー/プレスリリース