<▲図:ZenFone Zoom S> |
ディスプレイは約5.5インチで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)のAMOLED(有機EL)。有機ELディスプレイを持つこともZenFone Zoom Sの特徴の一つだ。希望小売価格は54,800円(税抜)で、カラーバリエーションはネイビーブラックとシルバーの2色。
ZenFoneシリーズは今夏に「ZenFone AR」の登場を控えていたが、今回そのZenFone ARの発売日も明らかにされている。ZenFone ARも6月23日発売と、同日の登場だ。
ARに大きな特徴を持つZenFone ARと違い、ZenFone Zoom Sは冒頭で述べたようにカメラ機能に特徴を持った「ZenFone Zoom」シリーズの新機種。
メインカメラはデュアルレンズ仕様で、F値1.7で焦点距離25mmのメインレンズと焦点距離59mmのズームレンズで構成される。センサーはどちらのレンズにも1,200万画素のものを採用。デュアルレンズ仕様となることで、背景をボカして被写体を強調できる「ポートレートモード」や、明暗差のあるシーンでも階調豊かに表現できる「HDR Proモード」など、豊富な撮影モードを利用できる。
細かく調整した上で撮影できる「マニュアル撮影モード」もある。さらにRAWでの保存も可能なので、パソコンの「Adobe Lightroom」などで調整したい方には魅力的だろう。
光学2.3倍ズーム、デジタル含めた最大12倍となるズーム機能、4軸光学式手ブレ補正と3軸電子式手ブレ補正による手ブレ補正機能などもカメラの特徴の一つだ。
他には、5,000mAhというタブレットクラスの大容量バッテリーを搭載することもあり、長時間駆動できる他、別売りのUSB-OTGケーブルを介することで、モバイルバッテリーとして機能させることもできるようになっている。すなわち、ZenFone Zoom Sをモバイルバッテリーとして使って、他のモバイル機器を充電できる。この機能はZenFone Zoom Sをメインスマートフォンとして使う場合にはあまり利用機会がないかもしれないが、モバイルゲーム機や携帯音楽プレイヤーなどをあわせて持ち運ぶ方にはいいかもしれない。
SIMカードはデュアル(2枚)対応で、さらにデュアルスタンバイにも対応する。2つの番号からの通話やSMSの同時待受が可能なので、ビジネスとプライベートの2つの番号を一つの端末で使うことができる。
生体認証は指紋認証センサーを搭載する。指紋認証センサーは「ZenFone 3」と同じく背面に設置されているので、通常は人差し指などを登録しておけばいいだろう。このセンサー部分はカメラの起動やシャッターにも使うことができる。また、長くタップすることで電話応答も可能だ。
<▲図:三脚として使える「ASUS ZenTripod」。純正品ながら安価で980円> |
【参考リンク】
・ASUS公式オンラインショップ「ASUS Shop」