<▲写真:5.5インチ4K HDR対応ディスプレイを搭載するXperia XZ Premium> |
本記事ではそのXperia XZ Premiumの実機レポートをお届けしたい。ちなみに、今夏モデルの「Xperia」シリーズの製品は他に「Xperia XZs」があり、Xperia XZsはau、ソフトバンクも取り扱うが、Xperia XZ Premiumはドコモのみとなっている。
<▲写真:Xperia XZ Premium> |
Xperia XZ Premiumの主なスペックは、CPUにQualcomm「Snapdragon 835(MSM8998)」、メモリは4GB(RAM)、ストレージは64GB、外部メモリはmicroSDXC 256GBまで対応、ディスプレイは約5.5インチで解像度が4K(2160×3840ドット)、3,230mAhのバッテリー、防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)など。
4Kディスプレイを搭載するXperiaは久しぶりだが、今回は新たにHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応する。
従来は8bitの輝度レンジに映像を押し込むために、黒つぶれしないよう明るい方、もしくは白飛びしないよう暗い方に寄せて収録していたが、HDR収録された映像コンテンツは、明るい部分から暗い部分までのデータが記録されているため、対応ディスプレイならより明るい部分や暗い部分までしっかりと描写できる。
<▲写真:解像度だけではなく、ダイナミックレンジも広くなり、映像をリアルに再現できる> |
今後、動画配信サービスなどでは、HDRコンテンツが増えていくとのことなので、Xperia XZ Premiumの高画質をフルに発揮できるだろう。
<▲写真:ガラスとメタルの境界部分に施された美しいダイヤモンドカット> |
デザインは、Premiumらしい細かい作り込みがなされている。上下のエッジ部分のダイヤモンドカットはデザインだけではなく、手に収まったときの収まりが良い。
<▲写真:背面は鏡面仕上げ> |
背面はメタル風だが、前モデル「Xperia Z5 Premium」同様ガラス素材を踏襲。カラーバリエーションは「Deepsea Black」と「Luminous Chrome」の2色。Luminous Chromeは、鏡面仕上げのメタル素材風で美しく、インパクトがある。
<▲写真:進化したカメラは実用的な撮影機能が充実> |
メインカメラは「Xperia XZs SO-03J」同様に約1,920万画素のメモリ積層型イメージセンサー「Motion Eye」を搭載し、960fpsの「スーパースローモーション」撮影や、動く被写体を撮影しても歪まない「アンチディストーションシャッター」撮影などを強みとしている。
また、シャッターボタンを押した瞬間から遡って合計4枚の写真からベストショットを選べる「先読み撮影」も実用的だ。
ネットワークでは、ドコモのスマートフォンの2017年夏モデルでは、Xperia XZ Premiumと「Galaxy S8+ SC-03J」、「AQUOS R SH-03J」の3機種がスマートフォン初の3.5GHz帯に対応する。対応エリアは東名阪地区からとなるが、3.5GHz+1.7GHz帯の組み合わせを利用した受信時最大788Mbpsの高速通信が利用可能だ。また、その他の地域でも700Mbps越のエリアを増やしていくとのこと。
<▲写真:持ちやすさとデザインを上手く融合させている> |
Xperia XZ Premiumは、ソニーらしい作り込みとハイスペックを盛り込んだ、全部入りスマートフォンと言ったところだ。
同時発表となった「Xperia XZs SO-03J」との比較では、サイズの違いだけではなく、最新のQualcommのチップセットや4K HDRに対応したディスプレイ、細部まで作り込まれた外装など、”Premium”に相応しい価値はあるように思う。
ディスプレイサイズは持ちやすさや使い勝手に直結するが、今Xperiaを選ぶならXperia XZ Premiumを選びたい。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/Xperia XZ Premium SO-04J製品ページ