<▲図:専用機器「でんわユニット」と市販の電話機を繋ぐだけで回線工事は不要> |
そして、固定回線ではなくLTEを使うため、回線工事が不要で、家の中のどの場所にも電話機を設置できるということも特徴の一つとなる。
現在一般の固定電話サービスを利用している人でも、同じ番号をソフトバンクの「おうちのでんわ」に引き継ぐことが可能となっている。
やや特殊な固定電話サービスだが、国内の固定電話、携帯電話宛の電話や110番、118番、119番といった緊急通報なども利用でき、FAXの送受信もできる。
記事の件名に月額500円からと書いたが、単体で利用すると月額980円から。「SoftBank Air」もしくはソフトバンクの携帯電話のユーザーであれば、セット割引が効いて、480円引きの月額500円になる。
通話料金は固定電話宛だと全国一律3分7.99円で、ソフトバンクの携帯電話宛だと24時間無料。
「でんわユニット」は有料だが、「月月割」を適用できるので、最終的には実質0円となる。「でんわユニット」の代金は月々465円の36回払いだが、「月月割」で相殺できるようになっている。
<▲図:「でんわユニット」> |
従来の一般的な固定電話サービスと同じく、オプションサービスとしてナンバーディスプレイの「番号表示」(月額400円)、キャッチホンの「キャッチ電話」(月額400円)、転送サービスの「着信転送」(月額500円)、電話番号を通知せず、かけてきた相手に自動音声で応答し、電話番号を通知してかけ直すよう要求する「番号通知リクエスト」(月額200円)が用意される。
近年は昔と違って「固定電話はあるだけ」という状態になっている家庭も多いと思う。セールスや詐欺と思われる電話が多いし、あとはたまに業者など何らかの用事があるところから、というのがほとんどではないかと思う。となると、ソフトバンクの「おうちのでんわ」は、すでにソフトバンクの携帯電話サービスを利用中か「SoftBank Air」を利用中の家庭にとっては月々の通信費の総コストを下げる意味でも魅力的かもしれない。
【参考リンク】
・ソフトバンク/プレスリリース
・SoftBank Air