<▲図:小田急アプリ。列車位置をリアルタイムで確認可能> |
小田急アプリは、列車に関する情報にとどまらず、災害対策機能も盛り込まれており、かなり便利かもしれない。少なくとも小田急を日常的に利用する方はスマートフォンにインストールしておいてもよさそうだ。
小田急アプリの主な機能をリストアップすると次の通り。
- リアルタイム運行情報
- ホーム図・駅構内図
- 駅構内混雑情報
- 時刻表
- 遅延証明書
- 震災時支援マップ
- 家族位置情報表示(※災害時のみ利用できる機能)
リアルタイム運行情報では、路線図上で、全ての列車の走行位置をリアルタイムで確認できるようになっている。列車の種別も表示される。何らかのトラブルで遅延が発生している時でも、リアルタイムに位置を確認できるので、対応を取りやすいはずだ。また、遅延等が発生した場合にスマートフォンで通知を受けることもできる。
さらに、一部の列車では、車内温度や混雑度まで表示される。
ホーム図・駅構内図では、ホーム、駅のマップを閲覧できるわけだが、便利なのは個室トイレの空き情報まで確認できることだ。これは焦って急いでいる時にはかなり助かる機能かもしれない。
<▲図:左がホーム図で右が駅構内図> |
駅構内混雑情報では、各駅における改札口付近の状況を人型アイコンを用いた画像で表示する。
<▲図:駅構内の混雑情報ではプライバシーの観点から人型アイコンを使用> |
時刻表や遅延証明書は言葉通りで、各駅の時刻表や、小田急のウェブサイト上で発行されている遅延証明書を確認することができる。
震災時支援マップというのは、駅構内図とはまた別のマップで、各駅周辺の一時避難施設や公衆トイレなど、災害発生時に役立つ施設・設備等の情報を記載した地図。
家族位置情報表示機能は、あらかじめペアリング設定した家族などの位置情報を災害発生時に「震災時支援マップ」の地図上に表示する、というもの。設定した相手が電波の届かない場所にいる場合は、最後に捕捉された位置情報を表示するようになっている。また、この機能に関しては、災害時のみしか使用できない。
筆者は小田急を使う機会は少ないが、駅構内トイレの個室の空き情報や列車内の温度、混雑度などをチェックできるのは素晴らしいと思うし、震災時支援マップや家族位置情報表示機能なども便利だろう。東京メトロアプリやJR東日本アプリなどもそれなりに多機能で、それなりに便利だが、トイレの空き情報や列車内の温度や混雑度までは知ることができない。今後は他の鉄道会社のアプリでも、こうした情報も利用できるようになると、とても便利だと思うので、対応を期待したいところだ。
ともかく、小田急アプリはGoogle Play、App Storeで配信されるので、7日になったらそれらのストアで「小田急アプリ」で検索してインストールしてみよう。
【情報元、参考リンク】
・小田急電鉄公式サイト