<▲図:ZenFone 3> |
アップデートを行うと元にバージョンには戻すことができない点、一部アプリが削除される点などには注意してほしい。
一方で、Android 7.0になることで、二つのアプリを同時に画面内に表示して扱える「マルチウィンドウ」機能や、進化した省電力機能、バックグラウンド通信をコントロールできる「データセーバー機能」など、新たな機能を利用できるようになるので、基本的には便利になる。また、一般に多くの機種でAndroid 7.0にバージョンアップすることでパフォーマンスが改善される事例が多いので、ZenFone 3やZenPadでも期待される。
具体的にAndroid 7.0で利用可能となる新機能は下記の通りだ。
・マルチウインドウ機能:マルチタスクボタンを押下後、2画面表示したいアプリを長押しし画面上部へ移動するか、クイック設定から「マルチウインドウ」ボタンの押下で1つの画面に2つのアプリを表示することが可能。
・データセーバー機能:ON/OFFが選べ、ONにした場合、モバイルデータ通信時のバックグラウンド通信を完全に遮断することが可能になるほか、ユーザー自身の操作によって発生するデータ通信量も節約を行う。この設定はアプリ単位で適用が可能。
・新しいSNSメッセージが届いた際、SNSアプリを開かずとも、通知領域に表示されたお知らせからすぐに返信が可能。
・画面の表示サイズ(DPI)の切替が可能に:最大5段階で画面全体の表示を拡大・縮小することが可能。
・表示言語の切替えや変更をより簡単に:表示言語の切替えが容易に。これまでは全ての言語一覧から目的の言語を探し、選択していたものが、そのひとつ前の階層へ任意の言語を登録でき、すぐに選択が可能。
・アプリ単位でマナーモード表示が可能に:新着情報がある際に、通知音・バイブレーションなしで、通知アイコンのみ表示することがアプリごとに設定可能に。
逆にアップデートを導入することで削除されるアプリ等の注意事項は下記の通りだ。
①ZenMotionの「ふるふる」は、Android 7.0へのアップデード時に削除される。
②アプリ「Share Link」は、Android 7.0へのアップデード時に削除される。
③アプリ「ASUS Splendid」は、以下の手順にて起動が可能になる。
※[設定] -> [ディスプレイ] -> [画面カラーモード]
④アプリ「オーディオウィザード」は、以下の手順にて起動が可能になる。
※ZenFone 3 (ZE520KL/ZE552KL)の場合: [設定] -> [音とバイブレーション] -> [オーディオウィザード]
※ASUS ZenPad 8.0 (Z380M)の場合:[設定] -> [音] -> [オーディオウィザード]
⑤アプリ「懐中電灯」は、画面上から下にスワイプすると表示される「クイック設定」から起動可能になる。
※ZenFone 3 (ZE520KL/ZE552KL)のみ
【情報元、参考リンク】
・ASUS