<▲図:Xperia XZs> |
NTTドコモ(以下、ドコモ)、KDDI/沖縄セルラー(au)に先行しての夏モデル発表となったが、例年通りであれば近いうちにドコモ、auの夏モデルも発表されるため、そちらも楽しみにしたいところ。
さて、発表された4機種だが、まずは概要を紹介したいと思う。
<Xperia XZs>
・読み:エクスペリア エックスゼットエス
・メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
・発売時期:5月下旬以降
・予約開始日:5月12日
・ソフトバンクオンラインショップ/Xperia XZs製品ページ
Xperia XZsは、Xperiaシリーズの最新機種の一つで、約5.2インチ・フルHDのディスプレイを搭載し、OSにAndroid 7.1を採用したスマートフォン。CPUはQualcommのMSM8996クアッドコア(2.2GHz x 2 + 1.6GHz x 2)、メモリは4GB(RAM)、ストレージは32GB(ROM)、ネットワークはLTEの下り最大350Mbps、上り最大37.5Mbpsに対応する。本体サイズは約72×146×8.1mm、重さ約161g。
注目の特徴は、スマートフォンでは世界初となるメモリー積層型CMOSイメージセンサーを搭載し、スーパースローモーション撮影やシャッタを切る直前の画像も記録できる「先読み撮影」などが可能なメインカメラ。画素数は約1,920万画素。
また、暗い場所でのノイズや高速で動く被写体の歪みを低減できる機能や、動画撮影時の手ブレを補正する「5軸手ブレ補正」も魅力。
前面に搭載されるインカメラは約1,320万画素。
あまり目新しい新機能はないが、長時間の待受を可能とする「STAMINAモード」、Qnovo社との共同開発の充電最適化技術と充電中にバッテリーにかかる負荷を軽減する「いたわり充電」なども継続搭載。
デザイン面では、ディスプレイ面から側面、背面と切れ目なく美しく繋がるループ形状のデザインを採用している。背面パネルには高輝度、高純度のメタル素材「ALKALEIDO」(アルカレイド)にサンドブラスト加工を施し、マットな質感に仕上げている。
カラーバリエーションはブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラスの4色。夏に向けて比較的爽やかなラインナップだ。
Xperia XZsにはキャンペーンも用意されている。発売日の前日までに予約をし、6月25日までに購入した方全員に「Xperia カバーストア」で利用できる5,000円分のショッピングポイントがプレゼントされる。
<AQUOS R>
・読み:アクオス アール
・メーカー:シャープ
・発売時期:7月上旬以降
・予約開始日:6月16日
・ソフトバンクオンラインショップ/AQUOS R製品ページ
AQUOS Rは、下り最大612Mbpsの高速通信に対応する点が大きな特徴のスマートフォン。また、滑らかな表示が可能な「ハイスピードIGZO」自体は目新しくないが、AQUOS Rでは高解像度のワイドクアッドHD(2,560×1,440ドット)なので、非常に高精細だ。サイズは約5.3インチ。さらにHDRにも対応する。
画素数が大きいからといって良いカメラかどうかは撮ってみないことには分からないが、メインカメラには約2,260万画素、インカメラには約1,630万画素のセンサーを採用し、両方とも画角90度の広角レンズを備え、広い範囲を綺麗に写せることを売りとしている。また、メインカメラには光学式手ブレ補正を採用する。動画撮影では4Kに対応し、電子式手ブレ補正を備える。
シャープ製スマートフォンでお馴染みのAIエージェント「エモパー」もバージョン6.0になり、より様々なシーンでサポートしてくれる。さらに、同梱される動く充電台「ロボクル」にセットすると、電話やSNSの着信時、アラームの鳴動時などに、インカメラでユーザーを探してユーザーの方に振り向いてお知らせしてくれる。
OSはAndroid 7.1.1で、CPUはQualcomm MSM8998オクタコア(2.2GHz x 4 + 1.9GHz x 4)、バッテリー容量は3,160mAh、メモリは4GB(RAM)、64GB(ROM)。
カラーバリエーションはマーキュリーブラック、ジルコニアホワイト、ブレイズオレンジの3色。
キャンペーンも用意され、発売日の前日までに予約をし、7月31日までに購入した方全員に急速充電ACアダプターがプレゼントされる。
<AQUOS ea>
・読み:アクオス イーエー
・メーカー:シャープ
・発売時期:7月中旬以降
・予約開始日:未定
AQUOS eaはエントリークラス向けのスマートフォン。OSはAndroid 7.0で、CPUはQualcomm MSM8952オクタコア(1.5GHz x 4 + 1.2GHz x 4)、メモリは2GB(RAM)、16GB(ROM)、ディスプレイは約5インチHD解像度(1,280×720ドット)のIGZO液晶。ネットワークは下り最大187.5Mbps、上り最大37.5Mbps対応。
やはり最新バージョンのエモパー6.0を搭載する。
<DIGNO G>
・読み:ディグノ ジー
・メーカー:京セラ
・発売時期:7月上旬以降
・予約開始日:未定
DIGNO Gもエントリークラス向けのスマートフォンで、AQUOS eaと同じく5インチのHD液晶を採用。メモリも2GB(RAM)、16GB(ROM)で、CPUはこちらはQualcomm MSM8917クアッドコア(1.4GHz x 4)、OSはAndroid 7.1。ネットワークは下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbps対応。
京セラ製のスマートフォンでは基本的に標準仕様となってきているが、米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Gにおける規格に準拠した耐衝撃性能を備える。もちろん防水、防塵仕様で、さらにはディスプレイが濡れた状態でも操作できるようになっている。
初心者が気軽にスマートフォンを扱えるよう、「かんたんビギナーホーム」を搭載する。このホーム設定では、フィーチャーフォンに近い感覚で扱える。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクオンラインショップ
・ソフトバンク/プレスリリース