<▲図:Xperia XZs。カラーは爽やかな色が多い> |
Xperia XZsは約5.2インチのフルHD液晶を搭載するAndroidスマートフォンで、世界初となるメモリー積層型のCMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を採用した最新のカメラ機能/性能が大きな魅力となっている。「Exmor RS」の名前だけを見ると従来モデルと同じイメージセンサーと思うかもしれないが、今回採用されたセンサーは新型。
その他の点では従来モデルとそれほど変わりなく、バッテリーの劣化を防ぐための「いたわり充電」、待ち受け時間を長くできる「STAMINAモード」、ハイレゾ音源対応、デジタルノイズキャンセリング機能、防水・防塵、指紋認証センサーなどが継続採用されている。ただし、それらについても、いくつか進化が見られる点もある。
さて、最大の注目となるメインカメラだが、新型センサーに加えて、ソニー製のレンズ「Gレンズ」も刷新されている。画像処理エンジン「BIONZ for mobile」も進化。センサーの有効画素数は約1,920万画素だ。
具体的に何ができるようになったのか? というと、まずスーパースローモーション映像の撮影が可能になった。最大960fpsの超スローモーションの映像を残せる。また、シャッターが押される直前の画像を保存できる「先読み撮影」機能も利用できる。被写体の動きが検出されると自動で画像のバッファリング(一時保存)が行われ、シャッターを切ると、切った瞬間の画像に加えて、バッファリングされた画像最大3枚の計4枚の画像を保存することができるようになっている。もちろん全部残さずに選択してもいい。
<▲図:スーパースローモーション撮影について(※クリックして拡大)> |
<▲図:先読み撮影について(※クリックして拡大)> |
さらに、画質向上、暗所でのノイズ低減、5軸手ぶれ補正なども搭載する。
正直な話、Xperia Z5のユーザーはまだ機種変更しなくても良いと思うが、Xperia Z4以前のモデルのユーザーは、今回のXperia XZsに変えてもいいかもしれない。特にXperia Z4は発熱が気になっている方にはちょうどいいだろう。意外と熱は気にならない、という方の場合は、「ユーザー体験」という点ではXperia Z4もAndroid 7.0だし、カメラ以外ではそれほど変わらないので、もう少し頑張れるかもしれない。ただし、基本パフォーマンスに不満がある場合にはXperia XZsの方がいい。
ハードウェアの基本スペックは下記の通りだ。カラーバリエーションはブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラスの4色。
- OS:Android 7.1
- CPU:MSM8996/2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア
- メモリ:4GB RAM、32GB ROM
- ディスプレイ:約5.2インチ トリルミナスディスプレイ for mobile/LCD(Full HD)
- 最大通信速度:下り最大370Mbps、上り最大37.5Mbps
- バッテリー:2,900mAh
- Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- 外部接続端子:USB Type-C、オーディオ端子
- 防水・防塵:IPX5/8相当の防水、IP6X相当の防塵
- ボディサイズ:約146mm×約72mm×約8.1mm(最厚部 約8.7mm)
- 重さ:約161g
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
・ソニーモバイル/Xperia XZs SOV35製品ページ