<▲図:「浮遊球体ドローンディスプレイ」浮遊時> |
言葉で説明するよりも掲載した写真を見る方が早いと思うが、空中に浮かんだ状態で360度全方位に映像を表示できるため、動くアドバルーンのようなイメージで広告媒体として活用することができる。
ドローンの機体の周りに球形ディスプレイを備えることに関しては、ドローンのプロペラによる空気の流れをディスプレイが妨げてしまうという課題や、ディスプレイ搭載による重量増加といった課題があったという。
しかし、今回開発された浮遊球体ディスプレイではそれらの問題を解消している。
環状にLEDを並べたLEDフレームの内部にドローンを備える構造で、LEDフレームを高速に回転させながら飛行する。そして回転するLEDの光の残像でできた球体ディスプレイを、内部のドローンで任意の場所に動かして見せることができるようになっている。
<▲図:「浮遊球体ドローンディスプレイ」外観と点灯時> |
ドコモでは2018年度の商用化を目指し、スタジアムやコンサートホールなどのイベント会場向けソリューションとしての提供を検討していくという。
そして、実機は今月29日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議」の「NTT ULTRA FUTURE MUSEUM 2017」に出展され、会場内でデモ飛行が行われる予定となっている。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース