<▲「魔法師開発研究所」ウェブサイトより> |
まず、「魔法科高校の劣等生」は累計発行部数770万部を誇る人気小説を原作としたテレビアニメシリーズで、魔法が伝説やおとぎ話の世界のものではなく、現実の技術として登場する2090年代の日本を舞台とする。魔法科高校の生徒である司波達也、司波深雪の兄妹らが登場する作品だ。
今回ソニーが同作とコラボレーションして用意するブース「魔法師開発研究所」では、2090年代に向けて、ソニーの技術を使って魔法の発現や魔法師の発掘を行うことを目的とし、魔法で敵を補足する能力を試す「魔法師適性試験」、知覚系魔法の受信能力を判定する「知覚魔法師適性試験」などの試験や実験を行うという。
より具体的に見ていくと次の通りだ。
■魔法師適性試験
試験用にチューニングされた拳銃型のCAD(Casting Assistant Deviceの略で、魔法の発動を簡略化するデバイス)を使い、魔法で敵を補足する試験。試験では、振動系魔法デバイスによる触覚・聴覚体験や、感応型の高速映像追従などの特殊な体験が可能。
実際にそんなことを体験できるのか? という疑問が湧くかもしれないが、ソニーは現在の技術を使って再現。ソニー独自の動的空間プロジェクション技術を採用した「Moving Projector」、振動デバイスによってリアルな触感を手のひらに再現する触覚提示技術を活用する。
■知覚魔法師適性試験
魔法師として必要な知覚能力を測定する試験で、魔法師の適性がある者だけがメッセージを受信でき、そのメッセージの指示に従うことで合格となる。使用する技術は、各スピーカーから出力する位相、振幅などを適切に制御することで音場をコントロールする技術。
■サイオン量測定
魔法師の候補者が手を動かすと、超心理現象の次元に属する非物質粒子で、認識や思考結果を記録する情報素子であるサイオン(想子)の量が可視化され、測定される。これには4K超短焦点プロジェクターと赤外線センサーを用いた没入型の映像システム技術を活用する。
また、「nasne」や「Xperia」などを使って、魔法師に必須のデバイスを達也と深雪が紹介するコンテンツなどもある。さらに、アニプレックス(ブースNoはA1)、ソニー・ミュージックレーベルズ(ブースNoはA7)、ANIPLEX OFFICIAL SHOP(ブースNoはA5)、ソニー(ブースNoはA53)などの出展もある。
【情報元、参考リンク】
・「魔法師開発研究所」ウェブサイト
・AnimeJapan 2017公式サイト
©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
©2016 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会