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郵便局での格安スマホの斡旋販売が全国に拡大

日本郵便は6日、インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が提供するMVNOサービス「IIJmio」のカタログを取り扱う郵便局を全国の都道府県に拡大すると発表した。日本郵便は昨年7月に格安SIM/格安スマホサービスであるIIJmioのカタログを一部の郵便局に置き、斡旋販売を開始することを発表。8月から東海4県の郵便局にカタログを配置していた。

<▲図:購入の流れ>

昨年10月21日からは北海道、関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県)、南関東(神奈川県、山梨県)、近畿(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)の郵便局にも配置され、その時点で7,651局の郵便局で取り扱う状況となっていた。

おそらく10月のエリア拡大以降は、実際に郵便局でカタログを見かけた方も増えたと思う。

それが今回さらに拡大する。2月24日より新たに東北、東京、信越、北陸、中国、四国、九州、沖縄の計10,376局にもカタログを配置することで、全国20,077局での斡旋販売体制となる。

なお、郵便局で斡旋販売されているのはIIJmioのSIMカード/通信サービスと富士通のSIMフリースマートフォン「arrows M03」のセット。

一昔前の「ARROWS」シリーズと違い、今のarrowsシリーズはかなり良く、arrows M03も国内定番機能を求める方には特に定評ある機種の一つ。ワンセグ、おサイフケータイを搭載し、防水・防塵、ディスプレイサイズはSIMフリースマートフォン市場で最も多く普及している5.0インチサイズ(解像度は1,280×720ドット)でボディもそれほど大きくない。OSはAndroid 6.0。

高齢者の方でももちろんヘビーにスマートフォンを使うユーザーも多いと思うが、あまり使わない方も多いはず。それでいて大手通信キャリアで数千円〜1万円近くの月額料金を支払っている方もいるので、そうした方を格安スマホに移行してもらうキッカケとして郵便局へのカタログの配置はそれなりに効果がありそうだ。実際、約半年が経過し、エリアが順次拡大されているところを見ると成果があるのだろう。

なお、郵便局に配置されたカタログから申し込み、arrows M03を購入する場合、IIJmioのSIMカードがセットされ、端末の初期設定が終了した状態で配送されるので、購入者はすぐにarrows M03を使い始めることができるようになっている。

また、IIJは、郵便局専用コールセンターも用意している。

端末を一括払いで購入した場合の価格は32,800円だが、24回分割払いにした場合は、通信費と合わせて月額2,980円。内訳は通信費は月額1,600円で、端末代が月額1,380円(24回払い)。端末代の支払いが終了すれば、あとは通信費だけとなる。

月間の高速データ通信量は3GBで、全国のドコモのエリアで利用できる。

<▲表:料金表(※クリックして拡大)>

【情報元、参考リンク】
IIJmio
日本郵便/プレスリリース

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