ソニーモバイルコミュニケーションズ(以下、ソニーモバイル)は9日、企業向けサービス「Work Performance Plus(ワークパフォーマンスプラス)」という名称のサービスを2月から提供開始すると発表した。
このサービスは、企業が従業員の生活習慣を改善し、業務効率を向上していけるようサポートするサービスで、ソニーグループ独自の食事画像解析技術やヘルスケアサービスとして実績あるパートナーとの協業などによって実現する。具体的には従業員の食事、運動、睡眠といった基本的な生活習慣を改善するサポートサービス。
従業員の基本的な生活習慣が改善されれば、仕事でより良いパフォーマンスを発揮しやすくなる、というのが基本的な考え。
そして、このサービスではウェアラブルデバイスとスマートフォン向けのアプリを活用する。実際問題、ウェアラブルデバイスとアプリを使っての食事、運動、睡眠管理、生活習慣改善は企業向けサービスを使わずとも、自分でデバイスを購入して実施できる話ではある。
しかし、自分で買って、キチンと実施して管理していけるかと言われると難しいのも事実で、企業が社員向けに大々的に導入してそれを利用するというのも一つの手かもしれない。
ちなみに筆者はいくつかのウェアラブルデバイスで健康管理に取り組んできたが、目標をやり遂げることはできていない。唯一続いているのはスマート体組成計で体重、各種データを計測するだけだ。
さて、話を本題に戻すと、このワークパフォーマンスプラスでは、12ヶ月間で良い生活習慣を身につける、というのが目標になるようだ。そして、それを実現するためのプログラムが構成される。最初の3ヶ月間は、管理栄養士による研修と個別サポートによって行動変容を促進し、生活習慣の基礎をしっかりと身に付ける、という。この辺りは個人がウェアラブルデバイスを使うだけではできない点で、このサービスの魅力の一つと言えそうだ。
4ヶ月目以降のプログラムでは、アプリによる自動アドバイス機能を活用し、身につけた習慣を自律的に行い、継続できるようにするためのトレーニングとなる。ここで生活習慣の定着化を図るようだ。
日々の食事に関しては、スマートフォンのカメラで撮影して投稿するだけで、食事画像の解析技術によってメニューが判定されるという。食事を手入力するのはかなり面倒な作業で、こうした管理プログラムを断念する羽目になるポイントの一つだが、そこを手軽にしているのも特徴の一つのようだ。判定精度は気になるところだが、その辺りは分からない。
睡眠や運動記録はウェアラブルデバイス、具体的にはソニーモバイルの「SmartBand 2」などを使って行う。
すでにビジネスプロセスアウトソーシングサービス大手のりらいあコミュニケーションズが導入しているとのこと。
【情報元、参考リンク】
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