<▲図:ASUS ZenBeam E1> |
モバイルプロジェクターは他にも各社から様々な製品がリリースされているが、明るさが不十分なものも多い。50〜100ルーメンのものなどの場合、部屋が暗ければ特に支障のない明るさで視聴できるが、部屋が多少なり明るいと薄くて見にくい。
そのため、最大150ルーメンというのは嬉しい。もちろん、150ルーメンでも据え置きのプロジェクターと比べれば物足りないが、モバイルプロジェクターなら十分だろう。ただし、150ルーメンの明るさを出すには内蔵バッテリーでの駆動ではなく、電源アダプターを使って駆動する必要があるので、その点には注意が必要だ。
解像度は854×480ドット。解像度ももちろん欲を言えばより高解像度の方がいいが、モバイルプロジェクターなので妥協の範囲。投影サイズは16から120インチ。スピーカーも2W出力のモノラルスピーカーだが内蔵する。
投影距離は0.5メートルから3.7メートル。120インチで投影するには距離が必要になるので、オフィスの大きな会議室などでないと難しいだろう。しかし、一般家庭でも60インチや80インチほどなら多くの部屋で問題なく投影できるはず。筆者も据え置きプロジェクター、プロジェクター機能搭載ハンディカムなどを使っているが、150ルーメンだと現実的には120インチで投影するよりも60インチか50インチ程度での投影の方が画面全体の明るさ、コントラスト、見易さから適切だと思う。とはいえ、一応120インチでもいけるというのは嬉しい。
また、モバイルプロジェクターなので前述の通りバッテリーを内蔵する。容量は6,000mAh。ZenBeam E1はモバイルバッテリー代わりに使うこともできる。すなわち、スマートフォン等のモバイル機器をZenBeam E1のバッテリーで充電可能だ。
内蔵バッテリーを使用した状態では最大で5時間の連続投影が可能。
映像入力端子としてMHL 2.0に対応したHDMI 1.3ポートを搭載するので一般的なAV機器から普通にHDMIケーブル経由で映像を入力する他、MHL対応のスマートフォンやタブレットをケーブル接続で繋ぎ、映像を入力することもできる。Wi-Fiは搭載していないので、Miracastなどでのワイヤレスでの映像入力はできない。この点はやや残念。Miracastでの出力はケーブル出力と比べて画質が劣化するものの、便利なのは確かだからだ。
<▲図:左からオーディオ端子、HDMI入力端子、USB端子、電源端子、電源ボタン> |
パッケージにはHDMIケーブル、キャリングケース、電源アダプター、電源ケーブル、保証書、クイックスタートガイドが同梱される。メーカー保証は1年ではなく2年となっている。
下はAmazon.co.jpでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・ASUS公式オンラインショップ/ZenBeam E1製品ページ
・ASUS公式オンラインショップ
・ASUS JAPAN/プレスリリース