<▲図:TORQUE X01> |
auのタフネスケータイと言えば2010年発売の「G'zOne TYPE-X」(NECカシオ モバイルコミュニケーションズ製)まで遡ることになるのだが、7年後となる2017年に京セラがTORQUEシリーズとして世に送り出すのが、防水(IPX5・IPX8)防塵(IP6X)、アメリカ合衆国国防総省が制定する調達基準である「MIL-STD-810G」に準拠した多数の試験をクリアする堅牢な設計、4G LTEによる高速通信に対応する最新のタフネスケータイだ。
<▲図:カラーはシルバーとレッド> |
サブディスプレイを搭載する二つ折りケータイスタイルで、カラーは「シルバー」と「レッド」の2色。
サブディスプレイには時刻や通知表示以外に、本体に搭載されている気圧計などのセンサーから取得した情報を表示可能だ。
<▲図:背面には約1,300万画素のカメラを搭載する> |
カメラは約1,300万画素、おサイフケータイに対応するほか、赤外線通信やワンセグも搭載する。裏蓋を外して電池交換が可能であるほか、SIMカードやmicroSD(最大32GB)スロットもこの中にある。
<▲図:2つ折りスタイルで可動部分があるが、落下や衝撃に耐える耐衝撃性能をもつ> |
ディスプレイは約3.4インチFWVGA(480×854ドット)、タッチパネル非搭載であるため基本操作はハードキーで行う。しかしながらスマートフォンのような難しい操作はなく、メールキーやカメラキーなど専用キーで使いたい機能を呼び出すことができる。基本的に方向キーとセンターキーをメインに使うフィーチャーフォンの操作スタイルを踏襲しており、G'zOneを愛用しているユーザーは安心して乗り換え可能だ。
<▲図:大きいサイズのキーを搭載> |
キーはグローブを付けたままでも操作できるよう大きく押しやすい。テンキーと特殊キーが色分けされているため、操作間違いも少なそうな印象を受けた。
<▲図:カスタマイズ可能なキーは簡単に設定変更できる> |
下部のF1~F3キーには、よく使うアプリなどの機能を割り当てることができる。
<▲図:背面にはLEDライトがある> |
F2キーに設定したライトで背面のLEDライトを光らせてみた。
下部には「デュアルフロントスピーカー」を搭載する。二つのスピーカーのおかげで大音量が出るので、背景音がうるさい場所、屋外などでも着信に気付けるよう設計されている。ユニークな機能として、ブザー音などの警告音のほかに、クマよけの「クマ鈴」を鳴らせるブザー機能も持っている。
<▲図:待受画面> |
待受画面はスマートフォン同様アウトドアをイメージしたメーター風の壁紙。上部のアンテナピクト部分には「4G」表示が確認できた。
<▲図:主な機能一覧> |
センターキーを押すと、フィーチャーフォン同様のテンキーメニューが表示される。Webブラウザは、方向キーでポインタを操作する方式。最近のAndroidを採用したフィーチャーフォンの場合は、例えばシャープ製品の場合、キー表面にタッチパネルを搭載し、そこでのタッチ操作でのスクロールなどが可能だが、TORQUE X01の場合は、キー操作で行う昔ながらのフィーチャーフォンスタイルだ。
<▲図:OUTDOOR PORTAL機能> |
TORQUEらしい機能として、各種センサーを使った「OUTDOOR PORTAL」機能がある。天気、気温、高度計や歩数計機能などが搭載されている。
<▲図:気圧計表示> |
気圧センサーによる気圧表示は時間軸で変化も確認できるようになっている。中央には現在の気圧のほかに高度が表示される。
<▲図:FISH INDEX画面> |
指定した場所の潮の満ち引きがわかるタイドグラフ表示のほかに、魚の活性度表示なども搭載するので、釣り人にも便利だろう。
<▲図:サブディスプレイで時間やセンサー情報をすぐに確認できる> |
スマートフォンにおいて、シニア向けや子ども向けなど細かなニーズに合わせた製品は競合他社でも同じ取り組みを行っているが、アウトドア向けのフィーチャーフォンスタイルにauらしさを感じた。
TORQUE X01は、ネックストラップなどでぶら下げても邪魔にならないサイズ感と、必要な情報をすぐに得られる実用性、そして4G LTEの高速通信で使い勝手が良い。登山でも安心して使えるよう音声による読み上げ機能に通信の圏外・圏内を知らせる「圏内・圏外通知機能」を搭載する。
価格は一括購入で43,200円、毎月割を適用した36回分割購入の場合は実質負担額21,600円となる。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
(記事:mi2_303)