<▲図:おかげさまでXperia Z5(501SO)も1周年!> |
ちょうど1年前は、Xperia Z5(501SO)を題材に、ソフトバンクのAndroidスマホのテザリングは他キャリアにはない注意点があるので気を付けよう、という記事を書いていたわけです。
→要注意! ソフトバンクのAndroidスマホのテザリングは「フツウ」じゃない!
実はずっと書きそびれていたのですが、以下のいずれかに該当するソフトバンクのAndroidスマートフォンは、テザリングの仕様が変更され、使いやすくなっています。今回はその仕様変更を紹介したいと思います。
・2016年以降に発売された新機種
・2016年以降にAndroid 6.0以上にOSバージョンアップした機種
■変化1:テザリングアプリが事実上「廃止」
<▲図:「テザリング」の設定項目が端末設定内に登場……!!> |
「Nexus 6P」を除く2015年までの機種では、専用アプリを経由しないとテザリングメニューへアクセスできませんでした。そのため、テザリングメニューを直接呼び出すアプリは使えませんでした。
しかし、2016年以降に発売されたモデルでは、テザリング専用アプリが廃止され、端末設定からテザリングメニューにアクセスするように変更されました(項目の存在する場所はメーカー・機種によって異なります)。
<▲図:OSバージョンアップした機種は専用アプリが存置(画像はXperia Z5のもの)> |
2016年以降にOSバージョンアップした機種については、テザリング専用アプリこそ「存置」されていますが、新モデルと同様に、端末設定からテザリングメニューを呼び出せるようになりました。
この変更により、従来は使えなかったテザリングメニューを直接呼び出すアプリも正常に使えるようになっています。
<▲図:オプション加入認証は相変わらずあります> |
ただし、テザリングオプションに加入しているかどうかの認証は引き続き行っています。(再)起動後初めてテザリングをONにした時などに認証が行われます(ONにする方法によっては画面表示なしで認証します)。
■変化2:パネルスイッチからWi-FiテザリングのON/OFFを制御できるようになった(一部要設定)
<▲図:パネルスイッチからWi-FiテザリングのON/OFFが可能に> |
先述の通り、テザリング専用アプリが事実上廃止されたことにより、パネルスイッチに「Wi-Fi(無線LAN)テザリング」(機種によって多少呼び方は異なります)を設置できるようになりました。あらかじめ設置されていない機種では、パネルスイッチの配置変更をすれば設置できます。これによって、ホーム画面にいながらパネルスイッチの操作だけでテザリングのオン/オフが可能になります。
■変化3:他社SIM(Y!mobileを含む)でもテザリング可能に(SIMロック解除時)
<▲図:他社SIMでもテザリングできるようになりました!> |
先述の通り、仕様変更した後もテザリングオプション加入の有無をチェックする認証は今まで通り行われます。ただし、Y!mobileを含む他社SIMカードを挿入した場合はこの認証がバイパスされます。要するに、他社SIMでもテザリングを問題なく使えるようになった、ということです。
記事タイトル通り「ソフトバンクのAndroidスマホのテザリングが『普通』になった!」わけです。
記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue
静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue
静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。
→「せう先生のスマホ講座」の他の記事はこちら
本コラムは毎月第1・第3日曜日更新予定!
本コラムは毎月第1・第3日曜日更新予定!