<▲図:一見、まったく普通のスマホのmirae f> |
発売時期は1月下旬の予定。
<▲図:カラーバリエーションは3色> |
さて、現在のスマートフォンの市場はいわゆる飽和状態にある。先進国ではほとんどの人がスマホを持っているし、今のスマホは一般ユーザーにとっては必要十分な性能を持っているので、もはや代替え需要しかないのだ。スマホの新製品を人々が話題にすることも減ってきたのではないだろうか?
そんな中、まだ需要がある、というか新たな可能性を持った潜在需要がないでもない。その1つが「子供市場」だ。
現在のスマホは、もちろん、子供でもだいたい使える程度の使いやすさを備えているが、問題は「使えるか?」ではない。むしろ、「使えなくする機能」が重要だ。親としては、子供が有害なサイトを見たり、ネットを使いすぎたりしないようにしたいわけだ。miraie fはそんな子供向けの「ジュニアスマートフォン」だ。
miraie fでは、子供が見ることができるサイトを子供の年齢に合わせて自動的に制限したり、また、必要に応じて特定のアプリを使えるようにすることもできる。
<▲図:「アプリ利用チェッカー」機能ではどんなアプリがどれくらいの時間使われているのか確認できる> |
そして、このスマホの機能はそれだけではない。「アプリ利用チェッカー」では子供がどんなアプリをどのぐらい使ったのか? を親が知ることもできる。また、防犯ブザー機能も搭載している。この防犯ブザーは単に音を出すだけではなく、親のスマホにアラートメールを自動送信してくれる。
このアラートメールにはGPSによる位置情報とメインとインカメラで撮影した画像を添付するので、状況も確認することができる。
<▲図:防犯ブザー機能はボタンだけでなくアプリからの起動もできる> |
さらに「ココセコム」に契約すれば、警備会社セコムの緊急対処要員が駆けつけるようにすることも可能だ。もちろん、現場急行サービスは有料だが、かなりの安心材料になるので、子供が心配な人にはお勧めだ。
<▲図:ココセコムの通報サービスは無料。スタッフの現場急行は有料> |
防犯ブザーは女性などでも役に立つと思うので、女性向けモデルにも同様のサービスを搭載してもいいのではないか? と思う。
スマホのデザインとしては、子供向けと言っても、子どもっぽいデザインでもなく、品質に関しても十分なクオリティを感じられる。OSはAndroid 6.0で、比較的新しいので、ある程度の期間安心して使えそうだ。子供向けスマートフォンとはいえ、Google Playからアプリを自由に追加インストールできるので、親と相談しながらになるだろうが、話題のゲームアプリを入れたりと、その時々で新しいアプリを入れて楽しむこともできる。「自由」を完全に閉じず、幅を持たせていることも特徴の一つだろう。
ディスプレイサイズは4.7インチ(HD解像度)とコンパクトなので本体もコンパクトになり、小学生でも無理なく扱えそうだ。数値で見ると、約67×135×9.9mm、重さ約136gだ。
ボディは防水・防塵仕様な上、米国国防総省の調達基準であるMIL規格に準拠した試験をクリアするほどの耐衝撃性能も持つので、子供が多少乱暴に扱っても壊れないだろうし、水や埃、砂などにも強い。
カメラはメイン側が約1,300万画素、インカメラが約200万画素。インカメラの画素数はもう少しあった方が自撮り(セルフィー)には良いが、逆に、そんなセルフィーを撮らせたくない親にはいいのかもしれない。
<▲図:背面デザインもシンプル。メインカメラは約1,300万画素> |
miraie fは十分に子供用として役に立ちそうなスマホだと感じた。
普通のスマホに見えながら、子供向け機能を搭載するスマホとしてはTONEモバイルの「TONE」がある。TONEにない機能としては防犯ブザーがこのスマホのアドバンテージだろう。実際にはASUSやファーウェイのSIMフリースマートフォンにも子供向けに制限をかけられるホームアプリや制限ツールアプリなどがあるが、それをアピールポイントにしているわけでもない。とはいえ、これから、子供向けのスマホ市場はより賑やかになりそうな予感がする。
冒頭で紹介したように発売時期は1月下旬だ。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
(記事:一条真人)