<▲図:ファーウェイの新製品MediaPad M3、Mate 9、HUAWEI Watch> |
前回のMate 9の実機紹介記事に続き、今回は8インチタブレットMediaPad M3とスポーツリストバンドHUAWEI FITを紹介していく。
<▲図:MediaPad M3> |
まずは約8.4インチのディスプレイを搭載するタブレットMediaPad M3から見ていこう。ファーウェイ製品では大抵の分野で、市場ニーズに最適なエントリーモデルとハイエンドモデルが用意されているが、MediaPad M3は音と映像に力を入れたハイエンドモデルに位置する。
主なスペックは、約8.4インチサイズで解像度がWQXGA(2560×1600ドット)のIPS液晶、HUAWEI Kirin 950(オクタコア:2.3×4 + 1.8GHz×4)、Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)、4GB内蔵メモリ(RAM)、32GB内部ストレージ(スタンダードモデル)/64GB内部ストレージ(プレミアムモデル)、microSDXC256GB対応、5,100mAhバッテリー、Wi-Fi規格IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)、Bluetooth 4.1など。
なお、カラーバリエーションとしてシルバーとゴールドがあるが、シルバーはスタンダードモデル(Wi-Fiモデル/LTEモデル)、ゴールドがプレミアムモデル(LTEモデル)のみとなっている。
<▲図:前面に指紋センサーを搭載> |
前面には指紋センサー機能をもつタッチセンサーが搭載されている。指紋認証によるロック解除のほかに、タップや長押し、スワイプ操作が可能だ。たとえば、ホーム画面で右方向へスワイプを行うとタスクリスト画面が表示される。
<▲図:アルミ素材の背面> |
背面は加工技術にこだわったという航空機グレードのアルミボディ。シルバーもゴールドと同じ質感だ。シルバーは、屋内用途やWi-Fiルーターを併用するのであればWi-Fiモデルも選択できる。
カメラは前面・背面ともに800万画素イメージセンサーを搭載する。
<▲図:片手持ちできるサイズ> |
厚さは約7.3mmと薄く、重さは約310gと軽量であるため、高精細ディスプレイの効果を活かせる電子書籍などにも丁度良い。
<▲図:プレミアムモデルにはAKG製「H300」が同梱される> |
プレミアムモデルには、AKG製のイヤホン「H300」が付属する。MediaPad M3のオーディオ部分にはAKM(旭化成エレクトロニクス)製のヘッドフォンアンプ内蔵アドバンストD/Aコンバーターを使用し、イヤホン使用時も高音質で音楽を楽しむことができる。
<▲図:プレミアムモデルには専用のカバーも付属する> |
さらにフリップカバーも付属し、映像視聴などに最適なスタンドとしても利用できる。本体にはステレオスピーカーが搭載されているので、映画やドラマを良い音で視聴できる。
販売価格はスタンダードWi-Fiモデルが31,980円、LTEモデルが37,800円、プレミアムモデルが42,800円だ(価格は全て税抜)。
<▲図:HUAWEI Watch> |
続いてスポーツリストバンドHUAWEI FITを見ていこう。これまでスマートウォッチの「HUAWEI Watch」や「TalkBand B2」などの良い製品を送り出してきているファーウェイだが、HUAWEI FITは、アクティビティ、エクササイズ、睡眠、心拍データの記録を中心としたウェアラブルデバイスだ。OSもAndroid Wearではない。
特徴の一つとして、腕に付けても重さが気にならない約35gと軽量である点が挙げられる。
リストバンドも柔らかく扱いやすい印象を受けた。ディスプレイはタッチパネルでタッチ、スワイプで操作する。表示は1.04インチ、208×208ドット(200ppi)のメモリ液晶ディスプレイ。なお、ディスプレイにはバックライトが搭載されていないため、暗所では見づらいように感じた。
HUAWEI WatchやTalkBand B2との違いは、フィットネスデータのやりとりと、スマートフォンの通知表示のみに特化し、通話などの機能は持たないシンプルなものという点だ。要するに「スマートウォッチ」というジャンルの製品ではない。もちろん、スマートフォンとの連携で通知を受けることはできるが、機能の中心はフィットネス/スポーツのためのもの。そのため、バッテリーの持ち時間は約6日間と長めである。また、水泳などの使用にも耐えられるよう5気圧の防水性能を持つ。
<▲図:オレンジ(写真=左)とブラック(写真=右)> |
カラーは、シルバーのベゼルにオレンジのベルトの「オレンジ」モデルと、ガンメタルボディにブラックのベルトの「ブラック」の2種類。
<▲図:3つのLEDで心拍を測定する> |
背面中央にはLEDによる心拍センサーを搭載。心拍センサーはフォトセンサーで光の強さを最適にすることで測定精度を高めているとのこと。測定したデータは専用アプリで過去のデータも参照し健康管理に利用できる。
<▲図:単体での測定も可能だが、スマートフォンと連携させるとより詳細を確認できる> |
専用アプリには、記録された様々なデータを確認できるほか、トレーニングメニュー設定も可能で、目的に応じたトレーニングが可能だ。トレーニングを開始すると目標に合わせたアドバイス・コーチングをHUAWEI FIT上でも確認できる。
HUAWEI FITの販売価格は15,800円(税抜)。リストバンドは18mm幅となっており、市販のリストバンドに変更可能だ。
<▲図:今回発表された3製品> |
ライカダブルレンズ搭載の5.9インチ大画面スマートフォンHUAWEI Mate 9、音と映像を楽しむためのタブレットMediaPad M3、スマートフォンと連携できるスポーツリストバンドHUAWEI Watchの個性的な3製品は、クリスマスプレゼントやホリデーシーズンに役立つのではないだろうか。
【情報元、参考リンク】
・ファーウェイ公式通販サイトVモール
・Amazon.co.jp/MediaPad M3
(記事:mi2_303)