どの製品に関しても取材レポート記事を別途用意するが、まずは本記事でHUAWEI FITの概要を紹介しておきたい。Mate 9についてはこちらの記事を参照してほしい。
まず、HUAWEI FITはプラットフォームにAndroid Wearを採用しているわけではないので、同社の「HUAWEI Watch」とは異なる分野の製品だ。HUAWEI Watchの場合は、Android Wearを採用しているので、Google Playで公開されている様々なアプリを扱えるが、HUAWEI FITはAndroid Wearではないので、そうした使い方はできない。
とはいえ、現状、Android Wear搭載スマートウォッチで実用レベルで本当に多様なことができるかといえば、そうとも言い切れず、現実的な用途は限られる。
となると、意外と独自プラットフォームでも構わないことにもなる。特に歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠記録など、日々のアクティビティの記録が主な用途という場合にはそうで、機能を絞ることでバッテリーの持ちを伸ばせることにも繋がる。実際、HUAWEI FITは6日間ほどの連続使用が可能とされている。
そのHUAWEI FITだが、各種アクティビティの記録、フィットネスなどの用途をメインとした製品で、同社自身は「スポーツリストバンド」というジャンルで紹介している。日々のアクティビティ、エクササイズ、睡眠、心拍といった様々なデータを記録し、ユーザーがあらかじめ設定した目標に合わせて、効果的なアドバイスをしてくれるパーソナルトレーナー的な存在でもある。連携できるスマートフォンはAndroid、iPhoneのどちらもOKで、Bluetooth接続する。
パーソナルトレーナーとしてのアドバイスについては、ダイエットを目的とした有酸素運動、筋力アップを目的とした無酸素運動など、ユーザーの目的や体力に合わせて、最適なトレーニングを教えてくれる。そしてもちろん、歩数、心拍数などの計測データも参考にした各種アドバイスもしてくれるという。
ディスプレイは約1.04インチの円形のメモリ液晶で、解像度は208×208ドット。化学強化ガラスのゴリラガラスでカバーする。ベルトは一般的な時計と同じサイズの18mm幅を採用しているため、市販のベルトと交換することもできるが、同梱されるベルトもスポーツには悪くない。汗が溜まりにくいように表面を波型に加工したベルトなので、フィットネスが主という場合には標準ベルトの方がいいかもしれない。
画面のフェイスデザインはさすがにAndroid Wearほど多くのものからは選べないが、標準で6種類用意されている。
そして大きな魅力は心拍センサーを搭載し、心拍数も記録できること。
また、ボディは5気圧防水になっているので、スイミング時の利用も可能だ。バッテリーは前述したように、フル充電状態から6日間持つという。就寝時に装着しておけば睡眠状態のモニタリングも可能で、そうした使い方ですら6日間持つのは、一般的なスマートウォッチにはないメリットだ。
スマートフォンとの連携に関しては、スマートフォン側の着信やメールの通知などを受けることができる。
長時間の座りっぱなりアラートやバッテリー残量が減った時のアラートなど、各種アラート機能もある。
想定実売価格は15,800円(税抜)で、16日発売予定。
なお、冒頭で紹介したように後ほど実機のレポート記事も用意する予定だ。
<▲図:基本スペック(※クリックして拡大)> |
【情報元、参考リンク】
・ファーウェイ公式通販サイトVモール
・Amazon.co.jp/HUAWEI FIT
・ファーウェイ新製品発表会YouTubeライブ中継ページ
・ファーウェイ公式サイト