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ドコモ、船上基地局の運用訓練を実施。海上から携帯電話サービスエリアを構築

NTTドコモ(以下、ドコモ)は30日、船舶上に携帯電話基地局設備を設置した「船上基地局」の導入に向けた運用訓練を長崎県で21日から実施したと発表した。

<▲図:訓練模様>

この船上基地局は、船舶上に設置した基地局から陸上に向けて電波を発射し、海上から臨時の携帯電話サービスエリアを構築するもの。船舶とドコモの通信ビルとの間は、臨時の衛星回線を利用して接続する。

運用訓練は長崎県長崎市沿岸で21日から行われた。

21日には船舶クレーンを利用して機器の積み込みと船舶への設置、固定が行われ、22日・23日には沿岸からの電波発射と陸上でのサービスエリア構築状況の調査、24日には機器の積み下ろしが行われ、訓練終了。

<▲図:船上基地局の概要>

ドコモは災害時のネットワークの信頼性向上の取り組みとして、災害時に周辺エリアも含めてカバーできる「中ゾーン基地局」の全国展開や、被災地に迅速に駆けつけて通信サービスの応急復旧ができる「衛星エントランス搭載移動基地局車」の配備等、サービス中断に対して陸上から対応を行う設備を中心に整備を進めてきた。

今回運用訓練が行われた船上基地局では、海上から通信サービスの応急復旧ができるので、災害時等に陸上と海上、双方からの対策が可能になる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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