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ヤフーが新卒一括採用を30歳以下対象の通年採用へ切替。週休3日制など働き方の大改革を検討

ヤフーは3日、新卒の一括採用を廃止し、新卒・既卒・第二新卒などの条件によらず30歳以下であれば応募できる「ポテンシャル採用」を新設し、通年採用を行うと発表した。


ポテンシャル採用では、エンジニアやデザイナーを始め、営業職など全ての職種を対象に、年間で300名程度を採用する予定だという。

同社への就職に関しては、これまでは基本的には大学等の学校の新卒者を対象とする「新卒採用」と、過去に就業経験を持つ方を対象に特定の職種を募集する「中途採用」、大きく見て2つのルートがあった。これはヤフーに限らず、多くの企業で同様だ。

ただ、この2つに大きく絞ってしまうと、第二新卒や既卒の方などに対して平等な採用選考機会を提供できないことに加え、海外留学生や博士号取得者などへの対応も柔軟に行うことができないため、より柔軟性を持つ採用の枠組みが必要になってきたという。

そこで、新卒、既卒、第二新卒などの学校卒業時期を問わず、さらには就業経験の有無などの経歴によらず、30歳以下という年齢条件だけで応募できるポテンシャル採用という枠組みに切り替えた。加えて、従来の中途採用を踏襲した「キャリア採用」も開始するという。

これらによって、多様な人材に平等な採用選考機会を提供するとともに、優秀な人材を確保していきたい、とのことだ。

なお、博士研究員(ポスドク)や博士号取得者などを対象とした「特任研究員コース」や「データ&サイエンスプロフェッショナルコース」は継続実施される。

また、最近のヤフー関連の話題では、同社が週休3日制を検討しているという話も注目されている。まだ最終決定はしていないようだが、約5,800人の全社員を対象に、数年以内に導入することを目指しているという。これだけ大規模な人員を対象に週休3日制の導入を本格的に検討する事例は大きな話題を集めた。

同社は週休3日制導入に先立ち、オフィス以外の場所で仕事を行うことができる「どこでもオフィス」制度を今月から従来の月間2日から月間5日に拡張している。さらに、通勤時間が2時間以上かかっている社員を対象に、新幹線代を含む通勤交通費を負担する「新幹線通勤」制度も導入する。加えて、これまでは土日に限定していた週2日の休みを、他の曜日に変更することができる制度の導入も検討するという。

【情報元、参考リンク】
ヤフー/プレスリリース

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