最近は各社から少しずつコードレスのBluetoothイヤホン/ヘッドセットが発表/発売されてきているが、Xperia Earもコードレスという点が大きな特徴の一つとなっている。
以前はBluetoothイヤホンといえばイヤホン部と回路/バッテリーが内蔵されたコントロール部が別のハウジングになっていて、コードで繋がっている製品が多かったが、最近は全てのコンポーネントを耳に装着するイヤホンのハウジング自体に収めたものが出てきている。
こうした製品の場合、コードを完全に無くしてしまえるのが大きな魅力で、コードが絡む煩わしさから完全に解消される。
Xperia Earや65mAhのバッテリーを内蔵し、約4時間の連続通話、約80時間の連続待受ができる。外出時にいつでも手軽に充電できるように、専用の充電ケースが付属し、充電ケースにセットしておくだけで充電できる。充電ケースには300mAhのバッテリーを内蔵していて、それを使ってイヤホンを充電できる。
<▲図:Xperia Earと充電ケース> |
Xperia Ear本体のサイズは約15.2×29.3×24.3mmで、重さは約6.6g。充電ケースは約29×41×60mmで、重さは約39g。
Bluetoothは4.1で、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPをサポートする。
面白いのは、近接センサー、加速度センサー、ジャイロセンサーを内蔵すること。これらのセンサーは操作面で活かしている。通話やメッセージの返信希望を問う本機からの問いかけに対して、首を縦、横に振るジェスチャーでも指示を出すことができるようになっている。
近接センサーは、イヤホンを耳に装着したことの感知に使われている。Xperia Earを耳に装着するだけで未読のSMS、不在着信の有無、スケジュール、ニュースなどの情報を音声で知らせてくれる。また、もちろんだが音声通話に使えるので、マイクも搭載されている。それによって、メッセージの送受信やナビゲーション、情報検索なども音声で指示することができる。
<▲図:Xperia Earホストアプリケーション画面> |
片耳イヤホンなので、音楽を本格的に楽しむことには向かないが、音声通話やスマートフォンの音声コントロールなどを主な目的とした場合には快適な環境を提供してくれそうだ。
<▲図:耳の大きさに合わせて選べるアークサポーター(耳への固定用)> |
【情報元、参考リンク】
・ソニー/プレスリリース
・Amazon/Xperia Ear