米Googleは5日、Androidスマートフォン「Pixel」及び「Pixel XL」、4Kコンテンツに対応した「Chromecast Ultra」(こちらの記事参照)に加えて、パーソナルアシスタントサービス「Google Assistant」を利用する際に使う、音声認識対応デバイス「Google Home」、ホームルーター「Google WiFi」を発表した。
Google Homeは米国で11月4日発売で、すでに予約受付は開始となっていて、価格は129ドル。
Google Homeでは、音声認識による操作で、様々なサービスを利用したり、連携できる家電をコントロールすることができる。将来的には一つの家の中で、連携する家電のコントロールセンターの役目を果たすことができ、ユーザーは音声認識でそれらを操作できる。
例えば、同じGoogleのChromecast、フィリップスのIoT照明「Hue」などは今でもGoogle Homeを介したコントロールが可能だ。
Google Assistantを利用できるGoogle Homeにはマイクの他にスピーカーも内蔵され、ユーザーの音声には音声で答えてくれる。例えば、天気やニュースなどを調べたい時にはそれを音声で教えてくれるし、音楽を再生したい時には音楽を再生できる。YouTubeやTuneInラジオ、Pandora、Spotifyなどにも対応し、音声でコントロールできる。
一方のWi-Fiルーターだが、面白いのは3つで1セットで使える点。Wi-Fiルーターは1台で使うことが一般的で、固定回線が引かれた場所の近くに設置する家が多いと思う。このGoogle WiFiでは、3つの端末を家の中の別々の場所に設置することで、家の中の隅々まで安定したWi-Fi環境を構築することができるのだという。
また、ビームフォーミング技術を搭載し、Wi-Fi機器が家の中のどの場所にあっても、また移動しても安定して繋がりやすい状態をキープしてくれる。
さらに、家族で使うことや来客者が使うことも想定した機能も設けられている。
例えば、子供が使うWi-Fi機器への接続可能時間を指定することができる、という機能がある。ゲーム機を何時から何時までしかインターネットに繋がせたくない、という場合にはGoogle WiFiで時間を制限してしまうことができる。また、来客者にWi-Fiを使わせたい場合に、来客者用のパスワードを設定しておくこともできる。
本体のサイズは約106.12×106.12×68.75mmで、重さは約340g。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠。
【情報元、参考リンク】
・Google Home製品ページ
・Google WiFi製品ページ
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