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Google開発のスマートフォンPixelとPixel XL発表

米Googleは5日、同社が自ら開発を行ったAndroidスマートフォン「Pixel」と「Pixel XL」を発表した。Pixelは5インチのディスプレイを搭載したモデルで、Pixel XLは5.5インチのディスプレイを採用したモデル。両機種共パーソナルアシスタントサービス「Google Assistant」に対応していることが大きな特徴の一つ。

<▲図:Pixel>

PixelのディスプレイはフルHDの有機ELで、Pixel XLはQHDの有機EL。

<▲図:2サイズ、2カラー。他に米国限定カラーのブルーがある>

Google Assistantは従来機種でも利用できる「OK Google」から始まる音声コマンドと同じく、「OK Google」と端末に話しかけることで使うことができる。

従来の音声コマンド操作と大きく異なるのは、Google AssistantはAI技術を活用したアシスタント機能で、自然な会話にある程度対応できること。従来の音声コマンドは、本当にただ単にシンプルなコマンドを言葉で伝えているだけ、というものに近いが、Google Assistantは、AIエージェントと言うレベルにまで引き上げられている。

部屋に置くタイプの製品「Google Home」でもGoogle Assistantの利用は可能だが、Pixel/Pixel XLの方がより多くのユーザーの関心を引きそうだ。

天気やスケジュール、交通状況、様々な施設・店舗の場所、電話など、スマートフォンでできる色々な操作や調べ物を自然な会話で行えるので、慣れれば欠かせない存在になりそうだ。



また、カメラに関しても注力したとされる。

メインカメラの画素数は約1230万画素だが、最近は必要以上に高画素にせず画質を重視する方向に進んだ端末も増えてきており、Pixelも同様。モバイル端末のカメラの画質を評価する「DxOMark Mobile」で89点をマークしており、iPhone 7などのスコアを上回っている。

また、Pixel/Pixel XLでは、Googleが開発するVRプラットフォーム「Daydream」にも対応している。Daydreamでは、VRコンテンツを快適に楽しめるUIが用意され、対応するVRゴーグルを使って、スマートフォンでも質の高いVR体験ができるようになる。

Daydreamに対応したゴーグル「Daydream View」も合わせて発表されている。

ハードウェアの主な仕様を見ていくと、CPUはQualcomm Snapdragon 821クアッドコアで、メモリは4GB RAM、32GBもしくは128GB ROM、バッテリー容量はPixelが2,770mAhで、Pixel XLが3,450mAh。どちらも急速充電に対応し、15分程度の充電だけで7時間持つ。

ネットワークではLTEのCategory 11に対応し、速度としては下り最大600Mbps、上り最大75Mbpsをサポートする。

北米、イギリス、ドイツ、オーストラリアでは予約受付が始まっていて、アジアに関してはインドでは10月13日から予約できるようになるが、残念ながら日本に関してはまだ分かっていない。

<▲図:Google開発の新製品群>

【情報元、参考リンク】
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