<▲図:Galaxy Note7> |
Galaxy Note7は日本では通信各社から販売されていないとはいえ、訪日外国人の持ち込みや、海外版を購入した方などのことを考えると、事故発生の確率がゼロということはない。そこで、日本に関しても国土交通省が15日、航空機への持ち込みを全面禁止しており、Galaxy Note7による発火事故を可能な限り回避できるよう動きを見せていた。
今回発生した事故は10月18日に関西空港の国際線の保安検査場で起きたものだと国土交通省、そしてNHKを始めとする大手報道各社が21日に報じた。
外国人の乗客が持っていたGalaxy Note7から煙が発生したということだが、乗客及び保安検査員には怪我はなく、人的な被害は起きていない。
国土交通省によると、前述の通り、関西空港の国際線の保安検査場で、外国人乗客が持っていたGalaxy Note7から煙が発生したということだが、今回の事例に関してはGalaxy Note7が通常状態で発煙したわけではない。保安検査場の検査員が、当該乗客にGalaxy Note7を機内に持ち込めないことを伝えたところ、乗客がバッテリーを強引に外そうとして煙が発生したのだという。
Galaxy Note7はユーザー自身がバッテリーを交換できるようにはなっていないため、本来であれば工具を使って背面カバーを開けない限りバッテリーを取り外すことはできないので、かなり強引な方法で外そうとしたことが窺えるが、それでも煙が発生することは普通の機種ではありえないため、やはりGalaxy Note7には何らかの問題が潜んでいることが推測される。
今回の事例を受け、国土交通省は改めて航空各社に対して、Galaxy Note7の機内持ち込み禁止について周知を徹底するよう呼びかけているということだ。
また、航空各社は、チェックインカウンターの前などに看板を設置し、Galaxy Note7の持ち込みが禁止されていることを周知するほか、乗客に個別に説明するなどの対応も採っているとのこと。
【情報元、参考リンク】
・NHKニュース
・国土交通省