<▲図:最低料金プランで構成した場合> |
auの新プランは4G LTEケータイ向けの「スーパーカケホ」とパケット定額サービスの新データ定額サービス(正式名称はおそらく今後準備ができ次第発表されるはず)。
スーパーカケホは「誰でも割」適用時の料金が月額1,200円で、5分以内の国内通話が回数制限なく掛け放題。現在提供中の「カケホ」が月額2,200円なので、1,000円安くなる。
そして、新しいデータ定額サービスは2段階制となっていて、スタートは0円。ここがまずドコモと違う点で、ドコモの場合は下限が300円で、上限が4,200円(※15年以上の継続ユーザーの場合は3,900円)。一方、auの場合は上限は4,500円。下限が300円安い分、上限は300円高くなっている。しかし、15年継続ユーザーの場合でいえば、上限の差額は600円と、実は大きい。
ただし、下限で見ると、スーパーカケホとインターネット接続サービス「LTE NET」(ドコモの場合は「spモード」)の月額300円を加えた合計料金は月額1,500円となり、ドコモよりも300円安い。
<▲図:料金プランの組み合わせ例> |
しかし、注意事項もある。それは新データ定額サービスの課金開始のデータ量が非常に少ないこと。500KBまでは無料だが、それを超えると1KBあたり0.03円のレートで課金が始まる。ドコモの場合は300円スタートだが、10MBまでは300円のまま。仮にauのプランで10MB使うと約333円なので、10MB程度の場合は33円しか変わらないが、多少なりメールのやり取りをする方の場合、ドコモのプランの方が安いかもしれない。とは言え、データ通信はほとんど使わず、非常時用のおまけ、と考える方の場合はauのプランは魅力。
逆に、LTEケータイでガッツリとデータ通信をする場合は、ドコモの方が安い。しかし、料金以外にも注意事項があり、auの場合は月間データ量が2.5GBを超えると速度制限(最大128kbps)がかかるが、ドコモの場合は2GBを超えると制限がかかる。もしドコモとauで比較検討する場合にはこれらの点も考慮したい。
一方、auユーザーが機種変更や料金プランの変更を検討する場合、データ通信をあまり使わない方の場合、毎月の通信費を大きく下げられる可能性があり、魅力的だろう。
<▲図:新データ定額サービスの内容(※クリックして拡大)> |
<▲図:こちらはドコモの新データ定額サービス> |
【情報元、参考リンク】
・KDDI/プレスリリース(PDF)