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ソニー、Xperia XZ、X Compactを発表。レーザーオートフォーカス、5軸手振れ補正などでカメラを強化

ソニーは1日、ドイツ・ベルリンで現地時間2日から開催される世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2016」に先立ち、いくつかの新製品を発表した。今回発表された製品はIFA 2016で展示される。

<▲図:Xperia XZ>

モバイル製品で注目したいのは新しいスマートフォン「Xperia XZ」と「Xperia X Compact」。特にXperia XZは「Xperia X」シリーズのフラッグシップモデルとして登場する製品なので要注目だ。両製品は9月以降にグローバルで順次リリースされる予定で、日本もターゲットに含まれている。ただし、両機種とも投入されるのか、いずれか一方だけなのか等、詳細は明らかにされていない。具体的にはXperia X Compactが9月以降、Xperia XZが10月以降の予定だ。

まずはフラッグシップモデルとなるXperia XZから紹介したい。



Xperia XシリーズはXperia X、「Xperia X Performance」「Xperia XA」、いずれもディスプレイサイズが5インチだったが、Xperia XZは5.2インチのディスプレイを採用する。Xperia X Compactは4.6インチだ。今後のXperia Xシリーズは5インチサイズが基本と思われたのでXperia Zシリーズ時代に戻ったかのような印象だが、Compactモデルとの差異を設ける場合、5インチよりも5.2インチの方が分かりやすい。

<▲図:Xperia X Compact>

そして、Xperia XZはフラッグシップモデルとはいえ、ディスプレイの解像度はフルHDで、4Kではない。

現実的にはスマートフォンのディスプレイは今のところ、4Kまで無くても全く問題無く、フルHDで十分というユーザーの方が多いだろうし、全体的なスペックのバランスで見ても妥当だろう。

改善ポイントの多くはカメラにある。

Xperia XZのメインカメラにはコントラストと位相差を併用したハイブリッドオートフォーカスに加えて、低照度環境(暗所)に強みを持つレーザーオートフォーカスを搭載している。状況に応じていずれかのオートフォーカスが使われる形だが、暗い室内や夜間などではXperia XZはレーザーオートフォーカスによって従来モデルよりも素早いフォーカスができそうだ。

さらに、実物により近い色味を再現するために「RGBC-IRセンサー」を搭載している。

そして動画撮影時に役立つ5軸の手振れ補正機能も搭載する。従来は3軸だったので、より安定した動画の撮影が可能だ。

他には、充電・データ通信端子にUSB Type-Cを採用した点も従来モデルとの差異になるだろう。これはXperia X Compactでも同様。バッテリー容量はXperia XZが2,900mAhで、Xperia X Compactは2,700mAhだ。Compactも意外と大容量のバッテリーを積んでいる。

主なハードウェア仕様は、CPUがQualcomm Snapdragon 820で、メモリは3GB RAM、32GB ROMもしくは64GB ROMで、OSはAndroid 6.0だ。

次にXperia X Compactだが、こちらはSnapdragon 650を搭載し、メモリは3GB RAM、32GB ROM、Android 6.0という構成。スペックはXperia XZと比べると劣るが、カメラは高機能で、基本的な機能面では同じだ。

注意したいのはXperia X Compactは4K動画撮影に対応しない点と非防水であること。Xperia XZはどちらも対応している。

【情報元、参考リンク】
ソニー/プレスリリース

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